産後(1週間)の骨盤調整

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

先日、美波院長が陣痛促進のお灸についてご紹介しました。

ブログ記事:予定日超過(41W1D)

その方から、出産後に骨盤が痛いという相談があり、私が施術することになりました。

歩いたり、寝返りをうったりするなど、動くと骨盤が全体的に痛いとのことです。

まだ、産後1週間。

これから、出産でゆがんだ骨盤が戻ってくるのですが、痛いと変に緊張してしまい、

ゆがみを伴ったまま骨盤が固まってしまうかもしれません。

私が行う産後の骨盤調整では、正しいの骨盤に整えるという考えではなく、

骨盤が無理なく自由に動けるように調整することで、自ずと骨盤が最適な位置に戻ると考えます。

これは、産後の骨盤調整に限ったことではなく、活法整体全般に通ずる思想です。

使った技はこれ。師匠の映像が公開されているので、紹介します。

私もファーストチョイスで、これを使いました。

横向きで骨盤をクルクルと緩めたあとに、うつぶせになってもらうのですが、

この時点で、体位変換がスムースにできたことに驚いていました。

そして、足が高くあがり、ビックリ!!

その後は、骨盤を閉じる調整、骨盤底筋にアプローチする技を使いました。

ベッドから降りてもらい、骨盤の状態を確認してもらったら、何となく楽とのこと。

最後に、肩甲骨や鎖骨の調整を少し行い、終了。

お着替えをしてもらい、お会計の時に、「すごい楽です!」と笑顔が見られました。

「年齢がまだ若かったら、あと2人ぐらい産みたいな・・・」とのこと。

このセリフを聞き、私は少子化のことを考えました。

少子化の原因は色々です。

経済的なコト、仕事のコト、結婚のコト、保育園のコト、家族のコト、不妊のコト。。。

たとえば、一人目を出産した人が、「また産みたい!」と思うことができない要因として、

出産経験で嫌なイメージが残ってしまった、ということはないでしょうか。

もし、

・妊娠中にトラブル多発したら(流産、ひどいつわり、腰痛、お腹の張りなど)

・出産が非常につらかったら

・産後のトラブル多発したら(骨盤の痛み、産後うつ、おっぱいがでないなど)

・赤ちゃんのトラブル多発したら

・・・

こういった経験を積み重ねると、「もう次はいいや」となってしまうと思います。

これらのトラブルは、生活習慣を変えたり、治療をすることで楽にできることが多いのです。

シーベルズ大磯には、そういった技術、知恵が満載です。

「子どもを産みたい」「子どもを産んでよかった」「また子どもを産みたい」

そういった思いを叶えるよう全力でサポートしていきたいと思います。

ばね指(弾発指)

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

最近はプラベートネタばかりでしたが、ちゃんと治療もしてます。

本日は、症例報告です。

70代女性のばね指(弾発指)です。

ばね指とは、指の腱鞘炎みたいなもので、進行すると指が曲げにくくなります。

そして、伸ばそうとするとひっかかりを感じ、まるで指の関節にばねが入っているかのように、

びよーんと指がのびてしまいます。痛みを伴う場合もあります。

この女性は、薬指が曲げにくく、家事で不便を感じるとのこと。ばね症状はありません。

実は、最初は別の症状で治療に来ていたのですが、落ち着いてきたので、

「こんな症状があるんだけど良くなるかしら?」と相談を受けました。

整形外科では、手術という話もあったようですが、痛みはあまりないし、

友人で手術を受けたけど、うまくいかなかったケースをご存じで、

セルフマッサージをしながら、様子を見ていたようです。

ばね指は、整形外科でもなかなかよくならないケースがあるようです。

また、手にメスを入れるというのは、難しいようで、ばね症状や痛みがとれても、

物が握りにくくなったり、手にこわばりが残ったという話も聞きます。

時々こういった相談を受けて、私もばね指の治療をしてきました。

改善はみられることが多かったのですが、時間や回数は少しかかっていました。

今回は、いつもと違い背中のツボを取り入れて治療をしてみたのですが、

1回ごとの治療で大きな変化が見られ、私も患者さんも驚いたケースです。

今回は2回目の治療です。はりを使っています。

ばね指の治療

 2回目の治療前  →   背中のツボ    → 手と腕のツボ+運動療法

背中のツボで指が曲がりやすくなるなんて、すごくないですか??

治療前後の画像をだすと、何かトリックがあるんじゃないの??と思われる方もいるかもしれませんが、

みなさまご存じの通り、私は正直者ですから、そんなことはしませんよ(笑)

最初に見たときは、もっと曲がらなかったのです。

1回目の治療から2週間後です。最初の1週間は、痛みも改善されました。

その後、徐々に元に戻ってきましたが、治療前よりは良いとのこと。

次回も2週間後になってしまうので、どれくらい効果が続いているかは私にもわかりません。

でも、治療を続けていけばかなりの改善が見込めるかと思います。

今回の背中のツボは、整体(活法)でお世話になっている栗原先生のブログを参考にしました。

http://blog.livedoor.jp/yoki/

鍼灸大好きな先生で、鍼灸師は食べていける職業だと確信し、「技術の共有」をテーマに、活動されております。

ばね指の治療に関しては、直接教わったわけではありませんが、共有させていただきました。

ありがとうございます。

昨年、栗原先生が提唱している「古武術鍼法」のセミナーに参加させて頂いたので、

治療の雰囲気が何となく分かっていたのが良かったのかもしれません。

背中のツボでばね指がよくなるという知識はもっておりましたが、

過去に試してみて撃沈した記憶があります。

背中のツボでばね指が改善するなんてほんとかよ~と思いながら治療していましたので、

確かにそんなんではダメですよね。

もちろん、今回の結果は、偶然!?なんてことも考えられます。

来週も、たまたま、ばね指の治療が入っているので、同じような効果をだして、

喜んでもらえるよう頑張っていきたいと思います。

活法整体学校

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

先日、活法整体学校の講師補佐をしてきました。

 

 

活法については、こちら

 

 

簡単に言うと、古来より伝わる古武術医方です。その中に整体療法があり、私も治療に取り入れております。

 

 

「活法」で検索すると、色々な団体がありますが、私は鍼灸師を対象にした「活法研究会」で勉強しております。

 

 

鍼灸師以外の方にも活法をお伝えしようという主旨で開催されたのが「活法整体学校」です。今回が第1回目です。プレセミナーという形で行われ、活法研究会の会員である私が講師補助としてサポートさせていただきました。

 

 

参加者は少なかったのですが、その分、濃密な練習ができました。活法研究会は、にコーチングにこだわっているので、目線とか手の触れ方とか言葉のかけ方とか、かなり細かいところまでシビアにアドバイスします。見て真似ろ!ではありません。

 

 

団体名が「研究会」だけに、技がどうやったら上手にかかるか、細かいところまで分析しているのです。

 

 

私も受講生に技をかけて、何かを感じてもらいますし、受講生の技を私が受けて、そのフィードバックをします。

 

 

しかも、講師陣が3人もいるので、それぞれの技の感覚やアドバイスを受けることができます。それを何度も何度も行いました。

 

 

手技療法を普段からされている経験豊富な先生ばかりでしたので、最初は苦労していましたが、一度コツをつかむと、かなりいい感じになっていました。

 

 

今回参加された方で、そのDVDを見てから参加を決めた先生がおられましが、感想を聞くと、「見るのとやるのとでは全く違う」とのこと。

 

 

活法に限らず、治療系のDVDに関してはすべてに言えることだと思うのですが、やはり人に教わらなければ、本質は分からないと思います。

 

 

活法研究会も、最初は少人数でした。しかし、気づいたら、今はあっという間に定員が埋まってしまう人気のセミナーになりました。

 

 

活法整体学校は、すべての手技療法家を対象としています。何かもう一つ武器を身につけたいという方は、チャンスかもしれません。

 

 

来年の活法整体学校のスケジュールは、まだ調整中のようですが、近いうちに活法研究会のHPにて発表されるかと思います。

 

 

これが今年の最後のブログになりそうです。一年間ありがとうございました。

 

 

来年もどうぞよろしくお願いします。

 

2013年12月30日 | カテゴリー : 活法, 研修, 航也 | 投稿者 : seabells-oiso