側弯症

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

60代女性。当初、腰が痛いということで来院されたのですが、

自分が側弯症ということに気づいていませんでした。

友人からの指摘や鏡を見て、体がゆがんでいるなとは思っていたようです。

脊椎の専門医がいる病院が近くにありましたので、受診をすすめました。

そこで、「脊椎側弯症」と初めて診断を受けました。

病院では、治療は行われず、経過観察のみです。

大人の側弯症は、ほとんど進行しないようです。

腰痛以外にも、肩痛、ばね指、呼吸が詰まる感じがするなど色々な症状がありました。

これらの原因が、脊椎側弯症から来るものなのかどうかは難しいところですが、

とりあえず何回か治療をしてみましょう!ということで治療を開始しました。

腰痛に関しては、施術をすると少し改善しました。

動きの左右差が見られたので、その差を小さくするような施術を行いました。

3か月くらいしたら、姿勢にも変化が見られるようになりました。

村田さん

     治療後(3か月後)               治療前

初診からもうすぐ1年たちます。現在は、2週間に1回のペースで来院されています。

専門病院にも定期的に診察を受けて頂いております。

私は、脊椎側弯症の治療をしているつもりはありませんし、治せるとも思っておりません。

それは、ご本人にも伝えております。

治療を続けなくても、側弯症は進行しないでしょう。

しかし、治療をすると、体が変化するのを感じてくれているので、

私の治療を継続して受けてくれています。

脊椎側弯症は、難しい病気だと重々承知しております。

最初は、手は出さない方がよいかとも思いましたが、

自分ができる範囲のことをさせていただいています。

いつまで、どこまで治療を続けるのかは、非常に難しいところですが、

ご本人と相談しながら決めていきたいと思います。

第34回不妊カウンセラー養成講座

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

今年から日本不妊カウンセリング学会に入会しまして、先日そちらが主催する講習会に参加してきました。

 

 

この仕事をしていると、不妊治療についての質問を時々頂きます。また、不妊のための特別な治療をしていた訳でないのですが、体が良くなってくると、後日、妊娠の報告があり実は不妊だった、なんてことが時々ありました。

 

 

そんな経験を他の患者さんに話したりすると、今は子どもができなくて困っている人がたくさんいるのだから、  「渡邉先生もちゃんと取り組んだら、喜ぶ人がたくさんいると思うな。。。」との声を受けて、シーベルズ大磯では「出産のための体作り」をやろうと決めたのです。

 

 

そうなると今後は、現代医療の不妊治療と併用して、私たちの治療を受ける人が増えるでしょうから、不妊治療の基礎知識はもちろんのこと、色々と情報を入手する必要があるなと思ったわけです。

 

 

今回のお題は、こんな感じでした。

 

 

・グラフィックを利用したインフォームドコンセントの実際

 

・栄養や食事に関心をもってもらうには

 

・セックスレス、性機能不全への取り組み方

 

・高齢不妊カップルに対する一般不妊治療

 

・ART時代だからこそ一般不妊治療の再評価

 

・漢方、中医学の基礎

 

・体外培養に求められる条件は何か

 

・カウンセリングから学ぶ¥-不妊の悩みと心のケア-

 

・将来の出生前検査はどうなっていくのか

 

 

多岐にわたり、とても興味ある話を聞くことができました。

 

 

 

最新の生殖医療も素晴らしいですが、私たちでも(だからこそ!)お手伝いできることがある、ということがわかりました。

 

 

また、秋にも講習があるようなのでぜひ出席したいと思います。

 

 

この講習を3回受けると、不妊カウンセラーの受験資格が得られるとのことですが、私の周りにもこの資格を取得して活躍されている先生がいらっしゃいますので、一つの目標としてはいいかなと思います。タイミングが合えば挑戦してみようかと考えています。

 

産後(1週間)の骨盤調整

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

先日、美波院長が陣痛促進のお灸についてご紹介しました。

ブログ記事:予定日超過(41W1D)

その方から、出産後に骨盤が痛いという相談があり、私が施術することになりました。

歩いたり、寝返りをうったりするなど、動くと骨盤が全体的に痛いとのことです。

まだ、産後1週間。

これから、出産でゆがんだ骨盤が戻ってくるのですが、痛いと変に緊張してしまい、

ゆがみを伴ったまま骨盤が固まってしまうかもしれません。

私が行う産後の骨盤調整では、正しいの骨盤に整えるという考えではなく、

骨盤が無理なく自由に動けるように調整することで、自ずと骨盤が最適な位置に戻ると考えます。

これは、産後の骨盤調整に限ったことではなく、活法整体全般に通ずる思想です。

使った技はこれ。師匠の映像が公開されているので、紹介します。

私もファーストチョイスで、これを使いました。

横向きで骨盤をクルクルと緩めたあとに、うつぶせになってもらうのですが、

この時点で、体位変換がスムースにできたことに驚いていました。

そして、足が高くあがり、ビックリ!!

その後は、骨盤を閉じる調整、骨盤底筋にアプローチする技を使いました。

ベッドから降りてもらい、骨盤の状態を確認してもらったら、何となく楽とのこと。

最後に、肩甲骨や鎖骨の調整を少し行い、終了。

お着替えをしてもらい、お会計の時に、「すごい楽です!」と笑顔が見られました。

「年齢がまだ若かったら、あと2人ぐらい産みたいな・・・」とのこと。

このセリフを聞き、私は少子化のことを考えました。

少子化の原因は色々です。

経済的なコト、仕事のコト、結婚のコト、保育園のコト、家族のコト、不妊のコト。。。

たとえば、一人目を出産した人が、「また産みたい!」と思うことができない要因として、

出産経験で嫌なイメージが残ってしまった、ということはないでしょうか。

もし、

・妊娠中にトラブル多発したら(流産、ひどいつわり、腰痛、お腹の張りなど)

・出産が非常につらかったら

・産後のトラブル多発したら(骨盤の痛み、産後うつ、おっぱいがでないなど)

・赤ちゃんのトラブル多発したら

・・・

こういった経験を積み重ねると、「もう次はいいや」となってしまうと思います。

これらのトラブルは、生活習慣を変えたり、治療をすることで楽にできることが多いのです。

シーベルズ大磯には、そういった技術、知恵が満載です。

「子どもを産みたい」「子どもを産んでよかった」「また子どもを産みたい」

そういった思いを叶えるよう全力でサポートしていきたいと思います。

予定日超過(41W1D)

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 院長の美波です。

「陣痛をつけるお灸ができますか?」とのお問い合わせをいただきました。

今回が三人目の方なのですが、話を伺うと、

一人目が陣痛促進剤を使用して、つらい経験をされたようです。

二人目の時は、助産院でお灸をして身体のケアをされて、自力で出産をされました。

今回は、事情により病院での出産なのですが、このままだと、促進剤が使うことになると思い、

「もしかしたら、お灸が効くのでは!?」とひらめいて、

インターネットで色々と調べた結果、シーベルズ大磯に連絡をくれました。

実はホームページには、小さく「陣痛促進のお灸」と書いてあります。

よくぞ、見つけてくれました!という感じです。

陣痛を促進するのは、お灸を使うのですが、他にも色々とやることがあります。

また、ご自宅で行っていただくワークも指導します。

2日経ってまだ陣痛が来なかったら、もう一度やりましょう(この場合は無料です)、

もし、無事出産したらメール下さいね、ということで終了しました。

そしたら、翌日朝に無事出産しました!という嬉しい報告を頂きました。

当日は満月でしたし、私が治療をしなくても、赤ちゃんが産まれたかもしれません。

どうして、お灸で陣痛を起こすことができるのかと聞かれると、正直何とも言えません。

しかし、陣痛よせのお灸は、昔から実績のある治療方法です。

私は自分ができることをやっただけです。

あとは、それを信じてやるかやらないか・・・

それにしても、本当に良かったです。

最近は、妊婦さんからのお問い合わせが多いです。

逆子は週数がギリギリのこともあり、もっと早くからケアできてればと思うこともあります。

安定期になったら、ぜひ安産のお灸を受けて頂きたなと思います。

安産のお灸の良さが伝わるような記事を早く書いて、

多くの人に広まるようにしたいと思います。

欲を言えば、妊娠前から身体ケアをしたいところなのですが。。。

詳しいことは、シーベルズのサイトで報告したいと思います。

ばね指(弾発指)

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

最近はプラベートネタばかりでしたが、ちゃんと治療もしてます。

本日は、症例報告です。

70代女性のばね指(弾発指)です。

ばね指とは、指の腱鞘炎みたいなもので、進行すると指が曲げにくくなります。

そして、伸ばそうとするとひっかかりを感じ、まるで指の関節にばねが入っているかのように、

びよーんと指がのびてしまいます。痛みを伴う場合もあります。

この女性は、薬指が曲げにくく、家事で不便を感じるとのこと。ばね症状はありません。

実は、最初は別の症状で治療に来ていたのですが、落ち着いてきたので、

「こんな症状があるんだけど良くなるかしら?」と相談を受けました。

整形外科では、手術という話もあったようですが、痛みはあまりないし、

友人で手術を受けたけど、うまくいかなかったケースをご存じで、

セルフマッサージをしながら、様子を見ていたようです。

ばね指は、整形外科でもなかなかよくならないケースがあるようです。

また、手にメスを入れるというのは、難しいようで、ばね症状や痛みがとれても、

物が握りにくくなったり、手にこわばりが残ったという話も聞きます。

時々こういった相談を受けて、私もばね指の治療をしてきました。

改善はみられることが多かったのですが、時間や回数は少しかかっていました。

今回は、いつもと違い背中のツボを取り入れて治療をしてみたのですが、

1回ごとの治療で大きな変化が見られ、私も患者さんも驚いたケースです。

今回は2回目の治療です。はりを使っています。

ばね指の治療

 2回目の治療前  →   背中のツボ    → 手と腕のツボ+運動療法

背中のツボで指が曲がりやすくなるなんて、すごくないですか??

治療前後の画像をだすと、何かトリックがあるんじゃないの??と思われる方もいるかもしれませんが、

みなさまご存じの通り、私は正直者ですから、そんなことはしませんよ(笑)

最初に見たときは、もっと曲がらなかったのです。

1回目の治療から2週間後です。最初の1週間は、痛みも改善されました。

その後、徐々に元に戻ってきましたが、治療前よりは良いとのこと。

次回も2週間後になってしまうので、どれくらい効果が続いているかは私にもわかりません。

でも、治療を続けていけばかなりの改善が見込めるかと思います。

今回の背中のツボは、整体(活法)でお世話になっている栗原先生のブログを参考にしました。

http://blog.livedoor.jp/yoki/

鍼灸大好きな先生で、鍼灸師は食べていける職業だと確信し、「技術の共有」をテーマに、活動されております。

ばね指の治療に関しては、直接教わったわけではありませんが、共有させていただきました。

ありがとうございます。

昨年、栗原先生が提唱している「古武術鍼法」のセミナーに参加させて頂いたので、

治療の雰囲気が何となく分かっていたのが良かったのかもしれません。

背中のツボでばね指がよくなるという知識はもっておりましたが、

過去に試してみて撃沈した記憶があります。

背中のツボでばね指が改善するなんてほんとかよ~と思いながら治療していましたので、

確かにそんなんではダメですよね。

もちろん、今回の結果は、偶然!?なんてことも考えられます。

来週も、たまたま、ばね指の治療が入っているので、同じような効果をだして、

喜んでもらえるよう頑張っていきたいと思います。

活法整体学校

 

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。

 

 

先日、活法整体学校の講師補佐をしてきました。

 

 

活法については、こちら

 

 

簡単に言うと、古来より伝わる古武術医方です。その中に整体療法があり、私も治療に取り入れております。

 

 

「活法」で検索すると、色々な団体がありますが、私は鍼灸師を対象にした「活法研究会」で勉強しております。

 

 

鍼灸師以外の方にも活法をお伝えしようという主旨で開催されたのが「活法整体学校」です。今回が第1回目です。プレセミナーという形で行われ、活法研究会の会員である私が講師補助としてサポートさせていただきました。

 

 

参加者は少なかったのですが、その分、濃密な練習ができました。活法研究会は、にコーチングにこだわっているので、目線とか手の触れ方とか言葉のかけ方とか、かなり細かいところまでシビアにアドバイスします。見て真似ろ!ではありません。

 

 

団体名が「研究会」だけに、技がどうやったら上手にかかるか、細かいところまで分析しているのです。

 

 

私も受講生に技をかけて、何かを感じてもらいますし、受講生の技を私が受けて、そのフィードバックをします。

 

 

しかも、講師陣が3人もいるので、それぞれの技の感覚やアドバイスを受けることができます。それを何度も何度も行いました。

 

 

手技療法を普段からされている経験豊富な先生ばかりでしたので、最初は苦労していましたが、一度コツをつかむと、かなりいい感じになっていました。

 

 

今回参加された方で、そのDVDを見てから参加を決めた先生がおられましが、感想を聞くと、「見るのとやるのとでは全く違う」とのこと。

 

 

活法に限らず、治療系のDVDに関してはすべてに言えることだと思うのですが、やはり人に教わらなければ、本質は分からないと思います。

 

 

活法研究会も、最初は少人数でした。しかし、気づいたら、今はあっという間に定員が埋まってしまう人気のセミナーになりました。

 

 

活法整体学校は、すべての手技療法家を対象としています。何かもう一つ武器を身につけたいという方は、チャンスかもしれません。

 

 

来年の活法整体学校のスケジュールは、まだ調整中のようですが、近いうちに活法研究会のHPにて発表されるかと思います。

 

 

これが今年の最後のブログになりそうです。一年間ありがとうございました。

 

 

来年もどうぞよろしくお願いします。

 

2013年12月30日 | カテゴリー : 活法, 研修, 航也 | 投稿者 : seabells-oiso

逆子(41歳・初産)

はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 院長の美波です。

当院では、マタニティケアを行っておりますが、逆子治療の報告です。

41歳。初産。32週。

2週間後に逆子が治っていなかったら、帝王切開の予定。

出来るだけのことをしたいと、ホームページを見られて来院されました。

逆子の治療法はいくつかあるのですが、今回は私がお灸と生活指導を行いました。

逆子のお灸は、マタニティ雑誌にもとりあげられるくらい有名になりましたが、

ただ単にツボお灸をすればよいというものではありません。

もちろん、お灸をした後にその場で赤ちゃんが動くということもありますが、

治療を終えた後の、家でのセルフケアが大切なのです。

5日後に病院での検診があり、治ったとの報告を頂きました!!

よかったです。ほっとしました。安産のためにお灸を続けていただくようお話ししました。

ツボの見直しは、出産まで無料で行いますので、

分からなくなったらいつでも、いらしていただければと思います。

代表の航也先生が、「お灸でだめなら、俺が整体をやる」と息巻いていましたが、

今回は出番なしとなりました。

整体でおなかの形を整えると、赤ちゃんが動きやすくなり、逆子が戻りやすくなります。

シーベルズ大磯では、マタニティトラブルに対して、様々なアプローチで対応しております。