はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。
最近はプラベートネタばかりでしたが、ちゃんと治療もしてます。
本日は、症例報告です。
70代女性のばね指(弾発指)です。
ばね指とは、指の腱鞘炎みたいなもので、進行すると指が曲げにくくなります。
そして、伸ばそうとするとひっかかりを感じ、まるで指の関節にばねが入っているかのように、
びよーんと指がのびてしまいます。痛みを伴う場合もあります。
この女性は、薬指が曲げにくく、家事で不便を感じるとのこと。ばね症状はありません。
実は、最初は別の症状で治療に来ていたのですが、落ち着いてきたので、
「こんな症状があるんだけど良くなるかしら?」と相談を受けました。
整形外科では、手術という話もあったようですが、痛みはあまりないし、
友人で手術を受けたけど、うまくいかなかったケースをご存じで、
セルフマッサージをしながら、様子を見ていたようです。
ばね指は、整形外科でもなかなかよくならないケースがあるようです。
また、手にメスを入れるというのは、難しいようで、ばね症状や痛みがとれても、
物が握りにくくなったり、手にこわばりが残ったという話も聞きます。
時々こういった相談を受けて、私もばね指の治療をしてきました。
改善はみられることが多かったのですが、時間や回数は少しかかっていました。
今回は、いつもと違い背中のツボを取り入れて治療をしてみたのですが、
1回ごとの治療で大きな変化が見られ、私も患者さんも驚いたケースです。
今回は2回目の治療です。はりを使っています。
2回目の治療前 → 背中のツボ → 手と腕のツボ+運動療法
背中のツボで指が曲がりやすくなるなんて、すごくないですか??
治療前後の画像をだすと、何かトリックがあるんじゃないの??と思われる方もいるかもしれませんが、
みなさまご存じの通り、私は正直者ですから、そんなことはしませんよ(笑)
最初に見たときは、もっと曲がらなかったのです。
1回目の治療から2週間後です。最初の1週間は、痛みも改善されました。
その後、徐々に元に戻ってきましたが、治療前よりは良いとのこと。
次回も2週間後になってしまうので、どれくらい効果が続いているかは私にもわかりません。
でも、治療を続けていけばかなりの改善が見込めるかと思います。
今回の背中のツボは、整体(活法)でお世話になっている栗原先生のブログを参考にしました。
鍼灸大好きな先生で、鍼灸師は食べていける職業だと確信し、「技術の共有」をテーマに、活動されております。
ばね指の治療に関しては、直接教わったわけではありませんが、共有させていただきました。
ありがとうございます。
昨年、栗原先生が提唱している「古武術鍼法」のセミナーに参加させて頂いたので、
治療の雰囲気が何となく分かっていたのが良かったのかもしれません。
背中のツボでばね指がよくなるという知識はもっておりましたが、
過去に試してみて撃沈した記憶があります。
背中のツボでばね指が改善するなんてほんとかよ~と思いながら治療していましたので、
確かにそんなんではダメですよね。
もちろん、今回の結果は、偶然!?なんてことも考えられます。
来週も、たまたま、ばね指の治療が入っているので、同じような効果をだして、
喜んでもらえるよう頑張っていきたいと思います。