はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。
「JMOOC」で「人体ソムリエへの道」という講座を受講しました。
講師の菅本先生は整形外科の医者です。この講座は3D人体解剖のアプリを使って、指や肩や腰がどのように動いているのかを知り、肩こりや腰痛の原因を考えましょう、という内容でした。
教材は、チームラボの3D人体解剖アプリを使っていましたが、3Dの解剖アプリやソフトは良いのがいくつかあって、以前から購入は検討していたのですが、やはり欲しいなと思いました。
今回の講座では、五十肩、腰痛、膝痛を取り上げていました。当院でもよくご相談を受ける症状です。五十肩、腰痛、膝痛といっても整形外科のお医者さんが得意な分野と苦労している分野があるのではないでしょうか。
例えば、膝痛。
スポーツで前十字靭帯を切ってしまった場合、また同じようにスポーツをしたいのであれば手術で再建するのがベターでしょう。変形性膝関節症で、変形が本当に酷くなってしまったら、人工関節にするのもひとつの選択でしょう。これらの治療は、医者でなければできません。
しかし、変形がそこまで酷くなく、膝痛で悩んでいる方はどうでしょう。整形外科や整骨院の保険治療では、湿布、電気治療、運動療法、注射などの保存療法になると思うのですが、正直、治療がうまくいっているようには思えません。
当院ではまったく違う視点で治療しています。整形外科と同じ考えで似たような治療をしては、自費診療である当院に患者さんは来てくれません。治療効果がはっきり分かるように心がけています。
もちろん全員に効果があるとは言いません。治療がうまくいかないこともあります。3~5回くらい治療して、改善の見込みがなければ、治療の中止も検討します。、治療を継続しても、結局、改善しないのであれば、患者さんに期待を持たせて分がっかりさせてしまいますし、私もつらいです。でも、
しかし、その一方で嘘のように良くなる方もおります。「もっと早く来ればよかった」、「今まで整形外科や接骨院に一生懸命通ったのはなんだったのかと・・・」。保険治療だと治療費が安いこともあるためか、改善されていないのに、半年とか1年も治療を続けているケースがざらにあるので、驚いてしまいます。
五十肩も同様です。この講座にもでてきた腱板断裂という五十肩に似た疾患であれば、手術した方がよいでしょう。
以前、眼科のお医者さんが五十肩で当院の治療を受けていました。そのドクターは、こう言いました。「検査は知り合いの整形外科でやってもらった。特に異常はなかった。しかし、整形ではこの肩の痛みは治せない。鍼とかマッサージの方が良い」のだと。
少し回数はかかりましたが、すっかり良くなりました!!