はりきゅうマッサージ シーベルズ大磯 代表の渡邉航也です。
6回目の稽古です。
○今回習ったこと
- 碓井流活法の心得 その6
- 体の中心作り(自己調整法)
- 肘・手首の牽引(湖底)
- 膝・足首の牽引(湖底)
- 腱の調整(母指の腱鞘炎)
- 橈骨尺骨の調整(手首の腱鞘炎)
- 筋肉潰し(手首の腱鞘炎)
- 上腕二頭筋長頭の調整
- 母指の牽引(母指の腱鞘炎)
- 巻き込み(母指の腱鞘炎)
- 顎関節の自己調整法
- 上顎の調整
・碓井流活法の心得 その6
活法の得意分野に、「筋肉を調整する」ことがあります。私は活法を習う前から筋肉に着目して治療をしてきました。当院のWEBサイトのトップに「筋肉・筋膜」を治療のキーワードにあげています。
ですから、初めて活法を習ったときに、こんなに簡単に筋肉を調整できるのかと感動したものでした。しかし、筋肉調整術は、活法の一部であり、筋肉だけに意識を置かないほうが結果が良いという、とんでもな事実が明かされました。いままで習得してきた技に対してのイメージや意識を少し変えているところです。
「〇〇を意識すれば心が変わる。心が変われば、体が変わる。心と身体が変われば、神が変わる。これぞ、三位一体療法の真髄である。」
ここでいう神は、GODはない。日本古来のカミは、自然現象を人格化したもの。太陽や月や、風や雨や海や、大きな木や岩や、動植物も人間も、並み外れたものはみな、カミである、と昔の日本人は考えていました。
神道では「万物に神が宿る」という。概念的にはすべてのものに神様がいるのだ。すべての木にも、すべての石ころにも、そして我々にも神が宿っている。そして、珍しいものやすごいもの、重要なものは特別に「神様」と呼んで崇める。すべてのものには魂がある。そしてその魂こそが「神」である。
まだ、???のところもありますが、神、心、精神、魂などについてはもう少し考えていきたいと思います。
話は少し変わり、治療に対する考えについてです。師匠は、治療とは〇〇だと考えているとのこと。
塾長はこの考えに対して、腑に落ちないところがあると言っていました。私も同じです。しかし、塾長は、師匠の考えに反するのもどうかと考え直し、解釈(言葉)を変えて、師匠に確認したところ、OKを頂いたそうです。
あなたにとって治療とは??
プロフェッショナルとは?
「ケイスケ ホンダ」
じゃないけど、その辺もあまり真剣に考えたことがなかったので、師匠の考えを参考に、私なりの回答を導けたらと思います。
・体の中心作り(自己調整法)
自己調整法は、施術者が自分の体を整えるため調整法です。また、患者さんにご自宅で行ってもらうために指導することもあります。これを行うと体のバランスがよくなります。施術前に取り入れたいですね。
・肘・手首の牽引(湖底)
前回、突き指の調整で湖底という概念がでてきましたが、その肘・手首バージョンです。手首の持つ場所や持ち方に注意。手首を掴むときに、もじもじしてしまうので、1回でピタッと良い位置において、そのまま、スーと牽引したいところです。どの技にも通じることです
・膝・足首の牽引(湖底)
同じく湖底。これも足首の持つ場所や持ち方に注意。自分の大腿部を当てる位置で牽引のしやすさが変わります。手の力で牽引しないこと。意外と難しい。
・腱の調整(母指の腱鞘炎)
フィンケルシュタインテストで陽性のときに使用できます。腕撓骨筋の腱と思われます。ボジショニングが大切。腱を移動させぐらいの圧が必要です。
・橈骨尺骨の調整(手首の腱鞘炎)
前腕骨間膜の調整もしているのかなと推測します。
・筋肉潰し(手首の腱鞘炎)
前腕屈筋群の緊張を緩和させます。ボーリング教室に通っていて、手首や肘が痛い方がいるのだが、その方に使いたい。
・上腕二頭筋の調整
上腕二頭筋の緊張を緩和させます。私はこの技を受けてとても痛かったです。上腕二頭筋が張っていることに気づいていませんでした。
・母指の牽引(母指の腱鞘炎)
突き指と同じ方法です。指が滑るので注意。
・巻き込み(母指の腱鞘炎)
母指を小指に近づけるとき(対立運動)に痛みがある場合。たとえば、お茶わんをもつ動作などで痛む時。一瞬で終わる技。これで痛みが改善したら、神と呼ばれます。痛みがでている母指に触れないこともポイント。
・顎関節の自己調整
顎関節の方には、家でやってもらうようにします。痛い顎は動かさないで、違う場所を動かします。結果的に、口がしっかり開いてしまうという、これぞ、「THE 活法」ですね。
・上顎の調整
イビキや睡眠時無呼吸症候群にも有効です。首を調整します。調整する首のラインに注意。痛い技です!!でも遠慮してやってはいけません。