神奈川県中郡大磯町大磯357-2
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膝は、毎日体重を支えているので、いつも大変な重みに耐えなければなりません。また、大きく曲げ伸ばしをする関節なので、腰や首とは違った形で負荷がかかります。
変形性膝関節症は、高齢者で特に女性にみられます。正座ができなくなったり、階段の上り下りで痛みがでたり、歩き始め、もしくは長時間の歩行の後に痛みがでることもあります。治療院を受診するまでに、何度も整形外科や整骨院を訪ね、膝から何度も水を抜いてもらっていたり、長期間にわたって電気治療や湿布をしていたり、または自力で運動して改善を試みている方が多いです。
高齢者の方がスポーツクラブの会員になるきっかけとして、「膝の痛みにはプールが良いと聞いた」という方がたくさんいます。プールの運動は、膝への負担を減らしつつ、膝の運動を行えるのがよい点です。運動だけで痛みが改善される方も多いですが、中には運動しても痛みが改善しない人、中には悪化してしまう人も居ます。
運動して悪化する理由の一つは、頑張りすぎです。運動し始めの膝の痛みは、少し我慢していると、だんだんと軽くなってくることがあるので、つい運動をやりすぎてしまいます。しかし、運動した直後や翌日に痛みが強くなって出てくるのです。それでも、これでは運動が足りないと時間や量を増やしてしまうのです。気付いたときには、膝の痛みがかなり強くなっているのです。
他の理由としては、姿勢があります。このあとに膝と骨盤の関係についての考えを書いておりますが、例えば、左右の高さがバランスが違うために、運動すると痛いほうの膝ばかりに負担がかかっているということがあるのです。 いずれにせよ、運動して痛みがでるというのは、運動の負荷に膝が耐えられずに、痛みがでているのです。
膝の痛みは、関節の中が悪くなっているとイメージする方が多いです。関節に中(奥)には、軟骨や関節を包む袋やじん帯などがあります。それらが何らかの原因で悪くなって痛みがでることもあるのですが、その場合は私の治療では治すことは難しいです。
「それじゃ、渡邉先生には膝は治せませんね」、と言われそうですが、そんなことはありません。むしろ膝の痛みは得意な方だと思います。というのは、膝の痛みの原因は、関節の中(奥)ではなくて、膝の上下の筋肉が硬くなり、血流が悪くなっていることが多いからなのです。
筋肉をゆるめるのは、シーベルズ大磯の得意分野です。膝が痛い人の太もも、ふくらはぎ、膝の裏の筋肉に触れると、飛び上がるほど痛い時があります。そこが悪いポイントで、そこが見つかればかなり高い確率で改善が見込めます。
しかし、太ももやふくらはぎの筋肉は結構ほぐれにくいのです。だから、電気治療、ストレッチ、湿布だとなかなか治らないのです。特に長期にわたって膝の痛みがあり、筋肉がコチコチになっている人はなおさらです。こういう人は、指圧整体マッサージでもいいのですが、はり治療もおすすめです。私のはりの特徴は、太くて長い鍼を筋肉の奥まで入れることです。重症の膝の痛みだとこれくらいの刺激が必要です。
一日中ある膝の痛みやヒアルロン酸の注射に比べれば、はりの痛みなんて我慢できると思います。私の鍼は痛いといっていますが、それは他のはり治療院より痛いというだけで、実際に治療を受けてみると、それほどでもなかったという人も多いです。
膝の上下の筋肉を柔らかくして、痛みがとれたとしても、少し経つとまた痛みが以前ほどではないのですが、出てきてしまう人がいます。これは、膝に本人が自覚していない負担がかかっているのです。その負担を解除してあげる必要があります。その為には膝以外の場所に注目をする必要があります。それはいったいどこでしょうか?
変形している膝は、正常な膝より太くなっています。それはなぜでしょうか?必要以上に負担を受けているからです。体は負担がかかっている所は、頑丈にしなければならないと自然と太くしようとします。これにより関節は太くなるので、良さそうなものですが、その代償として関節の動きが悪くなり、変形へと進んでいくのです。
膝が変形している場合や片側の膝にしつこい痛みが出ている場合は、膝だけを見ていては解決しません。腰と骨盤ポイントになってきます。 骨盤で大切なのは、左右の高さです。
例えば、左の膝が変形して痛みがでているとします。多くの人は左の骨盤が高くなっています。脚が外を向いてしまって、脚が機能的に長くなっているのです。脚が長いと歩行時に地面からの衝撃が強くなり膝に負担がかかります。このような場合は、骨盤の高さを調整する必要があります。逆パターンで骨盤が低い方に痛みがでることもありますし、両方の膝が痛むこともあります。当院では、活法整体を用いて骨盤の調整をしてます。
また、腰で大切なのは、隠れ坐骨神経痛です。膝の神経は腰から出ています。腰の深いところにある筋肉が硬くなって、坐骨神経に悪さして神経痛として膝の痛みがでることがあります。腰痛がある方や夜中に膝が痛くなる方は、隠れ坐骨神経痛の恐れがあります。腰の筋肉が硬くなると、前かがみの姿勢となり、歩くときに膝への負担が大きくなります。腰痛が治り姿勢が良くなると膝への負担も軽減します。
膝の動きを格段に良くするツボがお尻にあります!!
私は整動鍼という流派のはり治療を取り入れておりますが、このツボは整動鍼特有のものです。ですから、整動鍼の技術を採用していない鍼灸師は知らないツボです。当然、教科書にも載っておりません。このツボだけで、痛みが半減してしまうこともしばしばです。
最近の膝痛の治療方針としては、まず最初にこのツボを使って、変化が出るかを確認しています。
整動鍼でなくても、鍼灸師は、膝ではないツボを使うことは珍しくありません。私も整動鍼を習得するまでは、肘(ひじ)のツボを使っていました。肘のツボを刺激すると、不思議と膝の痛みを軽減することができるのです。肘にはりを入れたまま、痛い膝を少し我慢して動かしてもらったり、歩いたりすると、段々と楽になってくるくるのです。こういった治療は、鍼灸師ならではと思います。
治療をすると、痛みがすぐに消失して完治する場合もありますが、変形がひどくなってくると、一時は痛みが和らぐがまた元に戻り、一進一退するケースも見られます。それでも、施術を続けていると、以前よりも痛みは少なくなり、また水が溜まる頻度も減ってきます。再発防止としては、治療して痛みが軽くなったら、少しずつ運動を開始します。また、体重がある方は、少しづつ減らしていくことが大切となってきます。
膝の痛みで悩んでいる人が多いのに、決定的な治療方法がないのが現状です。最終的には手術という話も出てきます。しかし、人工関節では正座はできませんし、また手術後は痛みが改善しても、数年で痛みがぶり返すこともあるようです。
結局、膝の内部構造ばかりに目を向けているから、なかなか痛みがとれないのだと思います。膝の痛みはやっかいだとは思いますが、膝の上下内外の筋肉を緩め、腰や骨盤を調整し、バランスをよくすることで、変形を今以上に進行させないようにすることが大切です。そして、最後に少しの努力(運動と体重減少)があれば、かなり改善すると私は考えています。
1.はじめに
2.碓井流活法との出会い
3.活法整体を取り入れた結果
4.活法整体の技
5.ユニークな技の名前
6.活法研究会&碓井流活法の未来
6-1.活法のひろがり
7.活法整体と鍼灸のコラボ
当院が行っている整体は、「碓井流活法(うすいりゅうかっぽう)」です。活法は、古流柔術の裏技である治療術です。古来より柔術家が相手を倒す、関節を極める、当て身を入れる等の殺法に対して、蘇生する、治療するなどの救急術や医療術になります。他にも気功術、正名学、神伝霊学などがあります。また、活法をすることで自分も健康になっていき、運気を高め、幸せな人生を送ることができるとされています。
しかし、活法は、一子相伝や口伝といった閉鎖的な環境で伝わってきたため、広まっていないのが現状です。その活法を、碓井誠先生が独自の視点を加えて、現代人のライフスタイルに合うようにアレンジをして、世に送り出したのが、「碓井流活法」です 。そして、碓井先生の元で修行を積んだ鍼灸師の先生が、まず鍼灸師に広めようと設立されたのが活法研究会です。(2016年からは、柔道整復師も対象となりました。)
活法研究会では 、活法の中の整体法をメインに扱っておりますので、このページでは活法を「活法整体」と表現します 。
私が最初に活法整体に出会ったのが2010年2月です。それまでは、伝統的な指圧マッサージとインナーマッスルを緩める鍼灸術で主に筋骨格系のトラブル(特に痛みの改善)をメインに治療をしていました。従来の治療でも患者さんから支持を得てはいたのですが、苦手な分野もありました。
その頃私は、神奈川県横浜市金沢文庫にあるスポーツクラブに併設された治療院の院長として働きいておりましたが、「骨盤を調整してください」という依頼が多くありましたが、骨盤調整の必要性をあまり感じていなかった私は、「できません」とお断りしていました。
しかし、心の奥底には、世間では骨盤調整・矯正といって施術しているところがあるのに、自分はそういった期待に応えられない歯がゆさみたいなものを感じておりました。かといって、カイロプラクティックや各種整体で行われている骨盤調整や骨盤矯正のやり方には、魅力を感じることはできませんでした。
また、痛みの治療では、筋肉の過度な緊張をとるのに、鍼を使っておりましたが、これが少し特殊な方法で、刺激が強いのです。治療後は可動域が変化したり痛みが改善されたりするですが、鍼の刺激が残ってしまうことが多く、患者さんには少し負担がかかります。鍼の刺激が1~3日後にとれてきてから、痛みが緩和するという経過をたどることが多いのです。これが、当院で採用しているインナーマッスル鍼法です。
重症患者さんは、改善することが最優先なので少しくらい刺激の強い治療でも我慢して受け入れてくれますが、そこまで症状がひどくない方だと、治療を中止してしまうということもあります。実際に、「先生の治療は良く効くけど、痛いからなあ~(あまり受けたくない)」と言われたこともあります。試行錯誤しながら、症状に合わせて刺激量を変えてはいますが、短期間で効果を出そうとすると、どうしてもある程度の刺激が必要になってきます。
そして、スポーツをされる方だと、明日は試合だ、明日はゴルフだ、何とかしてくれ~と言われると、刺激が残ってしまうといけ ないので、鍼はあまり使わないようにして、指圧マッサージで出来る範囲で治療する、という感じで行っていました。それなりの対応はできていたのですが、即効性のある治療技術を身に付ける必要性があると感じるようになりました。時間があると、インターネットや専門誌などで色んな治療術を探していましたが、なかなかピンとくるものがありませんでした。そして、ある日「活法整体」と出会ってしまったのです。
きっかけは、現在、活法研究会の副代表をされている栗原先生のブログでした。以前から、栗原先生のブログは拝見させて頂いており、鍼灸に対する情熱というか愛情というものがすごく感じられて、しかも鍼灸院の経営者としても成功されていて、素晴らしいなと思っていました。その鍼灸大好き先生が、活法整体の魅力に取りつかれたというのは、一体どれだけすごいのだろうと私も興味をもったわけです。そこでホームページを熟読すると、私が興味を魅かれるキーワードがたくさんありました。
・筋肉の調整
・即効性
・古武術が源流
・技が豊富
・骨盤調整
などです。
これはぜひ勉強したいと思ったのですが、セミナー料金も見るとなかなか高額です。本当に信用して大丈夫なのだろうかと悩んでいたのですが、体験セミナーがあることが分かり、しかも創始者の碓井先生もいらっしゃるということで、早速申し込みをすることにしたのです。それが、2010年2月でした。その時の、動画がyoutubeにアップされているので、紹介します。
碓井先生の技を見て、「すごい!かっこいい!こういう技を身に付けたい!」と素直に思いました。しかし、だからといって 慎重派の私がすぐに信用したわけではありません。その後、お酒の席などで碓井先生と色々お話させていただいて、「これは本物だぞ。こういう方に教わりたい!」と思いました。
しかし、それは碓井先生が天才だからできるのではないかという疑問も湧きました。治療の世界ではよくあることです。ですが、活法研究会の講師の方々は私と同年代で、活法整体を習って5年くらいということでしたが、みなさん結果を出して活躍されていました。それなら私でも同じような効果をだせるかもしれないと思い、習うことを決意いたしました。
碓井先生と。2017年3月撮影
そして、2010年6月に、入門セミナーの骨盤編を受講しました。早速、習得した技術を現場で使ってみると、効果は抜群で、患者さんにもとても好評でした。今までお断りをしていた骨盤調整も対応できるようになりました。当時は長年勤めていた治療院を辞めて、スポーツクラブの付属治療院の院長として勤務していました。誰に相談することもできない立場で、本当にやっていけるかと不安もありましたが、今まで培ってきた指圧マッサージや鍼灸に加えて、活法整体を加えたことで、治療範囲も広がり、結果も出て、自信をもつことができるようになりました。
その後、入門セミナーの腰痛編、肩こり編を続けて受けて、その次の段階である基礎編も受講しました。結局、約2年かけて全てのセミナーを終了し、晴れて「活法研究会 認定活法師」となりました。その間も、受講したセミナーの復習したり、マタニティ活法(現在廃止)やレディース活法(現在廃止)といった特別セミナーにも参加してきました。
今では活法整体で対応できる症状や疾患がかなり増え、自分の施術スタイルも活法を取り入れてから、少しずつ変化してきました。おかげさまでスポーツクラブの治療院は予約をとるのが難しい状況になりました。金沢文庫の患者さんからは、「早く独立したら 」とか「地元の大磯で開業しても残ってください」と言われるようになってきました。
スポーツクラブでの治療院の成功が、独立を後押したのは間違いありません。大磯で独立した今でも、スポーツクラブでの治療は続けています。皆様が元気になって私の治療がいらなくなるまでは、できる限り続けたいと思っています。
碓井流活法の技は、500以上あると言われておりますが、主に二つに種類に大別することができます。
「導引(どういん)」と「操法(そうほう)」です。
導引は、治療家の言葉と動作で誘導し、筋肉を調整する技術です。筋肉のみならず、心にも働きかけ、心身を良い方向に導きます。その際に、患者さんに治療に参加していただくのも特徴です。患者自身が、体を動かしたり、力を入れたり、抜いたりといった 運動をします。患者と治療家が同調し、同化することが技の中枢になっており、患者参加型の施術であるといえます。一見、簡単な ように見えますが、治療家の誘導の仕方や声のかけ方など、たくさんある細かなポイントが技の精度の違いを生みます。
操法とは、治療家が、患者さんの身体を動かすことで、患者さんの自然体を導くことを目的とします。導引の場合は、患者さん の身体の動かし方が問題となり、効果が思ったように出ない場合もあるのですが、操法は、治療家の意識が描く動作と実際の動作の 一致が技術の完成度を決めますので、治療家の技量がそのまま効果と現れます。患者の肉体を術者の意識下に置くことがポイントで 、術者自らが思い通りに肉体を操ることがポイントとなってきます。 操法をさらに分類すると、
・牽引
・神経調整
・筋肉調整
・関節調整
・意識調整
などがあります
活法整体の技には、そもそも名前がなかったと聞いています。しかし、学ぶ上で技の名前がないと不便なこともあるため、活法研究会の講師陣が付けられたということです。その一部を紹介しましょう。
・後頭骨のすりあげ
・扇(おおぎ)
・きぬがさの動員
・昇り龍
・肩の無重力
・肩甲骨の平泳ぎ
・ロープ緩め&アキレス腱引き
・骨盤はがし
などなど・・・
一体どんな技なのだろうと、想像してしまいますよね。活法研究会のメンバーでは、昇り龍が人気でした。軽い坐骨神経痛がある方やむくみのある方に、時々登場しますよ。 ちなみに、「カスミ」という操法の技が、youtubeにアップされているので、紹介します。施術をしているのは、活法研究会副代表の栗原誠先生です。
活法研究会副代表の栗原誠先生は、徒手療法家のための専門WEBサイトでのインタビューでこのように語っています。
「鍼灸師の方が活法を修得していただくことで、クオリティの高い技を広く世に広めていきたいということと、遠大な計画ではありますが、活法を“Kappo”として世界用語にしたいという夢があります。活法はまだあまり知られていない技術ですが、日本人の大切な財産の 一つであり、世界に通用する技だと思います。指圧はShiatuとして世界に通用しており、レイキもReikiと英語表記されています。 同じように、Kappoもローマ字表記で通用する言葉にしたいですね。」
日本でも「整体」と同じくらい「活法」という言葉が当たり前に使われるようになると個人的には思っています。
東京オリンピックが決まった翌日に、活法研究会のセミナーが開催されたのですが、その時に皆で話したのが、活法整体でオリンピック選手をサポートして、そして世界に羽ばたきたいですね、ということでした。スポーツ業界で活躍されている先生も多いですから、可能性はあると思います。ソチオリンピックで、 羽生選手が「置きばり」というはり治療の市販品を使っていることが報道されました。羽生選手に限らず、スポーツ選手がマッサージやはり治療を行うというのは、当たり前にようになってきました 。活法整体もこのように報道されることになると思うと、ワクワクしますね。
2016年5月に応用編がすべて(体幹編、上半身編、下半身編)終了しました。応用編だけで、50以上の技を学びました。すべて合わせると130はあると思います。2009年に活法研究会は設立されましたが、応用セミナーは、長らく開催されていませんでした。理由は、単純に人数がそろわなかったからです。
しかし、2014年に初めての応用編・体幹編が開催され、2016年5月の最後の応用編・下半身編では30名が集まりました。過去最大の規模だったのではないでしょうか。活法を習った先生がインターネットで情報を発信したり、仲間の鍼灸師に話をしたり、実際に施術をしたりして、徐々に鍼灸師の間で活法の噂が広がっていきました。また、月刊「秘伝」という武道・武術界でメジャーな雑誌で取り上げられたり、DVDが発売された事も影響があったと思います。
ブログで紹介しました:月刊「秘伝」に碓井流活法が紹介されました。
そして、こちらがDVD(三部作)です。「真似しやすい出来る技」が厳選されて収録されていますので、再現性が高いと思います。施術家にとってすぐに使える技は、のどから手が出るほど欲しいと思います。また、スポーツトレーナーの方にもおすすめできます。一瞬にして可動域や痛みが変わるのですから、患者さんやクライアントさんはびっくりしますよ!!
2016年からは柔道整復師も対象となりましたので、もっともっと活法が広がっていくでしょう。私も多くの人に活法を広めていきたいと思っています。
また、全国で活法を受けられる治療院が増えています。(入門編・基礎編がすべて修了)
興味がある方は、各治療院までお問い合わせください。
活法研究会では、活法の考え方を応用した新しい鍼治療「整動鍼法」を提案しています。活法研究会の副代表である栗原誠先生が臨床で工夫をしながら、結果をだしてきた治療技術です。2013年12月にお披露目され、私も勉強させていただきました。私が行ってきたはり治療(インナーマッスル鍼法)とはまったくの別物です。
特徴して以下のようなものがあります。
・ 運動器疾患に極めて強い
・ 正常動作の回復(運動能力の向上)によって痛みにも対応
・ 少数のツボを使用
・ 即効性(短時間)
・ 従来の鍼灸理論と併用可能
実際に栗原先生が治療しているのを見せてもらい、そして私も教わりながら治療をしてみました。この技術は、とてつもない可能性を秘めていると感じました。こう思ったのは私だけではありません。鍼を専門で行ってきたベテランの先生も驚くほどです。しか も再現性が非常に高いのが素晴らしいと思いました。
栗原先生が提唱された整動鍼法をまず活法研究会に広め、そして各メンバーが現場で治療して、皆でフィードバックする。そして 改善・改良を加える。活法研究会は、そういったフィードバックができる団体であると思いますし、そうなればさらなる飛躍をとげ るのではないかと思います。
2015年12月に整動鍼法の基本カリキュラム(脊柱編、四 肢編、腹背編)が終了しました。シーベルズ大磯の要の治療術の一つになっています。臨床で良い効果が出ておりますので、そろそろ記事を書きたい と思っています。楽しみにしてください。
四十肩・五十肩の正式な病名を「肩関節周辺炎」といいます。50代に多く見られるために「五十肩」と呼ばれるようになりましたが、最近では40代にも発症するようになったので「四十肩」と
いう呼び方がでてきました。
「肩関節周辺炎」は、一つの病名ではなくて、肩関節の痛みの総称名です。この中には、上腕二頭筋腱炎、石灰沈着性腱板炎、インピンジメント症候群など診断名がつく場合もありますが、ほとんどは診断がつかずに消去法で四十肩・五十肩(以下、五十肩)と診断されるのが現状です。
50歳前後になるとたいていの方は、症状の大小はあるものの、肩の痛みを感じます。そして、しばらくしてからある時、急に痛みを感じなくなります。この理由は解明されていません。痛みがでてから消失するまでの期間は、3か月から2年と言われており、かなり個人差があります。
整形外科や接骨院では五十肩の治療は、あまり得意ではないようです。昨年、整形外科のドクターの講義を受けた時に、そのドクターは自分の五十肩の原因が分からなかったと正直に話されていました。
原因がわからないのですから、対処療法しかありません。ブロック注射や関節内注射で痛みをとりながら、リハビリ(運動療法)をするのが保険治療では一番良いのではないかと思うのですが、しっかりとリハビリをしてくれる整形外科は少ないものです。整形外科や接骨院に通院しているのになかなか改善傾向がみられず悩んでいる方は多いです。
五十肩は動かすことが大事だと思い、ご自身で一生懸命運動している方も多いのですが、やはりなかなか良くならないようです。
五十肩はいつか自然に治るだろうと思っているが、この痛みがいつまで続くかわからないので不安になりますし、また日常生活を送るのに大変不便ですから、何とかしたいと思い最終手段!?として、整体や鍼灸の可能性にかけて当院を訪れるのです。
五十肩は、時期によって症状が異なり、治療方法は異なります。
最初は急性期ですが、じっとしていても痛みがでることがあり、動かすことが出来ません。ただし、急性期がない方もたくさんおります。
軽い振動でも強烈な痛みがあったり、夜は痛みで寝られないことがあったりします。強い炎症が起きていますので、いかに炎症を抑えるかが大切です。
整形外科では、注射で炎症を抑えると3日くらいは楽になります。これを繰り返し行いますが、注射の回数に制限があったり、注射自体が痛かったりするので大変です。
当院では、炎症を抑えるツボを鍼で刺激します。このツボは肩ではなく手や背中にあるので、炎症がある肩は刺激しません。また、首のこりが関係していることが多いので治療します。
また、インディバ(高周波温熱機器)は炎症を抑え、組織の回復を早める効果が期待できます。繰り返し治療することで、痛みがだいぶ楽になります。
この時期の炎症を最小限にすると、この後の慢性期の期間が短くなります。急性期は痛いので触れられるのも嫌だと思い、安静にされている方が多いですが、この時期に適切な施術を受けると後が楽なのです。
つぎの段階は、慢性期です。動かせるようになってきたけれど、動かすと痛い状況です。この段階で来院される方が多いです。まずは、単純な動きができるように治療します。
前後方向の動きで痛みが出る場合、当院ではまず腰の外側のコリを疑います。コリがあると、腕を前から上げるときに、ブレーキがかかるので、肩の筋肉に負担がかかり疲労しやすくなり、固くなって痛みがでるのです。
例えば、シャツの腰の部分を下にひっぱったまま腕を前から上げようとすると、上がりづらいのが分かると思います。同じような現象が体の中に起こっていますが、引っ張られているという感覚はありません。ですので、腰のコリをとり、そして肩のコリをとると、とても楽になります。
また、ふくらはぎの筋肉とも関係があります。簡単なテストで分かります。電話帳くらいの厚さの物を肩が痛い方の足で踏みます。膝を軽く伸ばしてから腕を前から上げてみて、楽に動せるようでしたら、ふくらはぎのコリが影響しているかもしれません。このように、肩を前方から上げるという単純な動きでさえ、原因はあちこちにたくさんあるのです。
肩は複雑な動きをするので、完治までには時間がかかりますが、本当の原因を見つけ出して、治療することが治る近道と言えます。
1.インナーマッスルとは?
2.慢性骨格筋疲労症候群とは?
3.一般的な鍼治療
4.北京堂鍼灸との出会い
5.北京堂式の痛みをついに体験
6.インナーマッスル鍼法の特徴
7.適応症かどうかの判断
8.治療回数の目安
9.治療を受ける前に読んで下さい
「インナーマッスル」とはどんな筋肉なのでしょうか?インナーという言葉は英語の「Inner」。「内部の」「奥の」という意味があります。そのまま訳せば、「奥にある筋肉」ということです。
人間の筋肉は、ミルフィーユのように何層にも重なって体を覆っています。この中で比較的深い部分にある筋肉がインナーマッスルと呼ばれています。ですから、インナーマッスルを「深層筋」と呼ぶこともあります。従って、インナーマッスルというのは、どこか一つの筋肉を指している言葉ではなく、体の奥のほうにある筋肉の総称と言ってよいでしょう。
そしてこのインナーマッスルは、主に姿勢を細かく調節したり、姿勢を維持したりするという働きをしています。また、体が動く時になめらかな動きを可能にするために働いています。イメージとしては、大きな表面の筋肉だけで体を動かすとロボットのような動きになり、それを人間らしいなめらかな動きにするにはインナーマッスルの働きが必要です。
このインナーマッスルは、あまり体を動かさないでいると凝り固まって筋肉が縮み、柔軟性に乏しくなり、体を動かしにくくなったりします。例えば、ずっと背中を丸めて座りっぱなしでパソコン作業をしているとします。肩甲骨に関係するインナーマッスルが凝り固まりるす。すると、腕を頭の方に上げにくくなり、首や肩に違和感やコリを生じるようになります。
また、腰や股関節に関係するインナーマッスルが凝り固まると、イスから立ち上がる時に、腰や股関節がうまく伸びないために、思わず膝に手をついて、「よっこらしょ」と言って立ち上がるのです。
体を動かしにくいという程度であれば、大抵の人は放っておくでしょう。人間は回復力があるので、ゆっくり休んで栄養もしっかり取れば、筋肉も元の状態に戻ります。しかし、忙しかったり、ストレスがたまっていたり、体をケアすることが出来ない状況が続くと、ある時急に痛みとして表れてくるのです。日々の体の負担が積み重なったことで起きるので、特に思い当たる原因がみつからない、という方が多いです。
特に体の表面ではなく、奥の方が痛いとか固くなっているという感覚がある場合は、ほぼ間違えなくインナーマッスルが凝り固まっています。長年、慢性痛で悩んでおり、運動をしたり、ストレッチをしたりしている、または、整形外科ら整骨院や接骨院で治療を受けている、にも関わらず、なかなか症状が軽くならない場合、ほとんどの方はインナーマッスルが固くなっていますが、インナーマッスルを緩めるのはなかなか難しいのです。
筋肉が硬くなれば、その筋肉の中を通過している神経が圧迫され、痛みの電気信号が送られます。その痛みは防衛反応によりさらに筋肉を硬くします。同時に、筋肉の中を通過している血管も圧迫されて、血液循環が悪くなります。そうすると筋肉細胞は酸素不足になり、血液中の血漿から発痛物質をだし、痛みを感じます。痛みを感じると、脳はそれを受けて交感神経を緊張させ、ますます血管が収縮します。
血行だけでなく、リンパ液の流れにも注目しなければなりません。リンパの流れが悪くなれば、むくみが生じます。痛みがある筋肉は見た目で腫れぼったいのが分かります。リンパ液の流れが内蔵の付近で起これば、その内臓にも病変が起きます。
また、筋肉疲労が起きると自律神経が誤作動を起こします。自律神経は交感神経と副交感神経で構成されていますが、背骨の横を走行しています。背骨にはさまざまな筋肉(インナーマッスル)が取り巻いていますが、それらの筋肉が慢性疲労を起こすと、自律神経にも影響を及ぼすと言われています。自律神経は、人体のあらゆる内臓に行き届いていますから、やはり内臓に病変が起こるのです。
ですから、病院で検査しても異常でない内臓の異常は、背中のインナーマッスルの過緊張による自律神経失調症が原因かもしれません。実際、背中のインナーマッスルを緩めると、症状が緩和されるケースがあるのです。筋肉が硬くなると様々な病気を引き起こすことを「慢性骨格筋疲労症候群」と私は呼んでいます。
医学部では、筋肉の生理学や病態についてあまり習わないようです。現代医学から「筋肉」はすっぽりと抜け落ちてしまっています。「痛みのメカニズム」は基礎医学でちょっと習うだけで、現場に出るころには忘れてしまっているのが現状のようです。
そんなお医者さんが、習ったことがない筋肉の病態を診ているのです。そして、レントゲンやMRIで見える「骨の異常」が痛みの原因だと教えられているので、疑うこともせず、そう思い込んでいるのでしょう。これでは治療できるはずもありませんし、これが慢性痛などの痛みが、整形外科にいっても少しも治らない背景です。しかし、個々の整形外科医の資質ではありませんし、責めることはできません。
慢性骨格筋疲労症候群により引き起こされる病名でよく見られるものを一覧にまとめてみました。
内科や婦人科疾患も慢性骨格筋疲労症候群として治療してみるとうまくいくことも多々あります。
一般的に鍼灸院では、「鍼は痛くない」と紹介します。これは鍼治療を知らない患者さんに恐怖心を与えないということが一つの理由にあると思います。「鍼は痛いです」と言ってしまったらなかなか来てくれませんから。多くの治療院では、細い鍼を皮膚(ツボ)に数ミリ入れることで、心地よい刺激を与え、本来持っている人間の治癒力を引き出すという治療方法を採用しています。
しかし、「痛くない」鍼治療を受けたことのある人の中には、慢性痛などのしつこい痛みに関しては、本当に効いたのかどうかよく分からない(多少は良くなった気がするけれども・・・)もしくは効果が長続きしないという実感をもつ方もいるのではないでしょうか。
私もかつて痛くない鍼治療を行っていましたが、ひどい肩こりや腰痛が自分が思うようにはなかなか治らず悩んでおりました。症状は軽くなるので患者さんには喜んでいただいていましたが、私としてはあまり納得していなかったのです。
※2013年に「整動鍼」という刺激が軽く、本数が少なく、治療時間も短いという特徴を持つインナーマッスル鍼法とは真逆の治療方法に出会いました。従来の軽い刺激の鍼灸治療とは一線を画した新しい鍼治療です。ツボを刺激することで体の連動を取り戻すことにより、筋肉の過緊張が緩和します。インナーマッスルにも効果があります。痛みが出る動作や痛みの場所がはっきりしている場合、鍼が初めての場合、体力が落ちている場合、治療の当日や翌日に安静にできない場合(試合がある、旅行にいくなど)は、私は「整動鍼」を選択することが多くなりました。
インナーマッスル鍼法は私が開発したものではなく、北京堂鍼灸の淺野周先生が現代の中国鍼灸と日本の鍼灸をミックスさせて発展させた治療方法です。特に「大腰筋刺鍼」という治療は、同業者の間でも有名で、腰痛や坐骨神経痛の治療成績は抜群です。淺野先生の地元では、腰の曲がった高齢者が少ないのだとか。これは腰痛をしっかり治しているからです。
淺野先生の治療方法は、WEBサイトでも公開されておりますので、誰でもまねる事が出来ます。しかし、新米鍼灸師だった私には(私だけでなく多くの鍼灸師にとっても)、深く鍼を入れるのは怖くてできませんでした。淺野先生の治療方法に長い間興味を持っていたのですが、やはり実際に治療を受けたり、見てみたいと思い、連絡をさせていただきました。
しかし、私は腰痛が全くなかったので、淺野先生は無駄な治療はしたくないということで治療はしてもらえませんでしたが、外部研修生として通って良いと言う事になりました。
幸運だったことは、同じ時期に内弟子になる先生(現北京堂鍼灸横浜 院長馬場先生)がいたことでした。淺野先生が内弟子さんに指導されていることを聞くことできましたし、馬場先生と練習することもできました。また、当時の北京堂は、中野から生麦に引っ越してきて少し経った時期で、予約に余裕がある時もありましたので、淺野先生からたくさんの話を聞くことが出来たのは本当に有意義な時間でした。
治療現場では、長年苦しんでいた痛みが、改善されていくのを目の当たりにしました。皆さん大変喜ばれていました。なにせ、今まで何をやっても痛みがとれなかったのですから。そして驚いたのは、鍼を打たれた時の患者さんの声です。人によっては「イタイ~~」と叫ぶほどです。「治療でこんなに痛みをだして大丈夫か!?」と思っていましたが、数回治療を続けるとその絶叫も消えて、それと同時に患者さんの症状も軽くなっていきました。淺野先生は患者さんがつらそうにしていても、淡々と鍼を打ち続けていました。
研修の時に大腰筋刺鍼の練習をしていても、健康な私はあまり痛みがありませんでした。私は腰痛がありませんでしたし、過去にぎっくり腰になったこともないので腰の状態が良かったからだと思います。ですから、患者さんのあの叫びは大げさなのでは?と思ったりもしておりました。あの日が来るまでは・・・
慣れない肉低労働を1日中した翌日の朝でした。着替えようとしたら、肩にズキッとした痛みが走りました。それから肩を上げるのがつらくなりました。1、2日休ませれば治るだろうと思ったのですが、あまり変化しません。それで鍼の練習をするときに肩の治療をしてもらいました。
鍼を入れている時にいつもとは違う痛みがありました。「やはり痛めているとひびくな・・・」と思っていました。それから、ひびきがどんどん強くなっていきました。腕がもぎれるのではないかと思うくらいの強い痛み。「もしかして、変なところに鍼をさしたのでは・・・」と疑ってしまうくらいでした。馬場先生は、研修の為別の部屋に行っており、呼ぶこともできません。鍼を置いている40分間は、かなりの苦痛でした。鍼を抜いた後もその日一日はずっとズキズキしていました。
そして次の朝です。恐る恐る肩を動かしてみると、何と何と痛みが2割くらいになっていました。二日後にはほとんど痛みはありませんでした。患者さんが叫んでしまう気持ちがよくわかりましたし、北京堂式の効果を体験することができ、ますます研修に熱が入りました。今でもこの体験を患者さんに話すことがあります。
この治療方法は、決して何十年も修行しなければ得ることのできない奥儀ではありません。私はこの治療方法をインナーマッスル鍼法と称して、シーベルズ大磯の治療方法の一つとして取り入れております。
インナーマッスル鍼法の特徴は、
①「鍼の太さ」が「太い」
②「鍼の長さ」が「長い」
③「鍼の本数」が「多い」
④「鍼を体に入れている時間」が「長い」
です。
ほとんどの痛みは、筋肉が過緊張(けいれん)を起こしているのが原因と申しました。筋肉の緊張をとる一つの方法は鍼治療ですが、ただ鍼を入れればそれで良いという訳ではありません。硬くなった筋肉に直接、太い鍼をたくさん入れて、そのまま20分~40分放置しておく事が大事なのです。平均で30~40本もの鍼を入れます。多い人は50~60本になることもあります。
筋肉が硬くなっている人ほど、鍼を入れたときにズーンとした重だるい痛みを感じます。この痛みは、注射のようなチクッとした痛みではなく、筋肉の奥のほうを指圧されたような感覚です。これを鍼のひびきとか得気(とっき)と呼びます。筋肉の緊張が強いほど、この得気は強く起きますので、患者さんによっては思わず「痛い!」と叫ぶ方もおります。
ですから、インナーマッスル鍼法に関しては、あえて「痛い」と最初に説明しています。ひびきが起こると治療を受けた方は、つらかった場所が直接刺激され、効きそうな気がすると言う方もおります。まさにその通りでこのひびきがつらい部分に起これば、効果は抜群で、筋肉が緩んできます。
ですので、私はひびきを重要視しているのです。筋肉が硬くなって悪いところがあるから、ひびきが起こる訳で、よい筋肉に鍼を入れても何も感じません。ひびきがあれば、悪いところにうまく当たっているという目安になるのです。治療を継続すると、ひびきが弱くなってきますが、それは痛みに慣れたのではなく、筋肉が柔らかくなってきたという証拠なのです。
痛みがなかなか取れない人は大抵、骨の近くの奥深い筋肉(インナーマッスル)が過緊張を起こしている事が多いと説明してきましたが、そこを治療するためには長い鍼を使用し、インナーマッスルをダイレクトに刺激します。長い鍼を使うと怖いと思うかもしれませんが、そこは解剖書といつもにらめっこし、危険部位や深さ、内臓の場所を把握し、安全は鍼の刺し方をマスターしている術者が治療しますのでご安心ください。
痛みがなかなか取れない人は、筋肉の固さも尋常ではありません。細い鍼では、筋肉に鍼を入れる事ができないこともあります。このような固い筋肉を緩めるためには、それ相応の刺激が必要で、鍼が太いほど刺激が強くなります。
一般的な鍼灸院で用いられる鍼は、直径0.14mm。当院は、初診・軽症であれば直径0.2mmで、直径0.25mmや0.3mmを使う事がおおいです。使い捨ての鍼は、0.3mmまでしかありません。症状が強い方は0.34mmの特注鍼を購入して頂くこともあります。ちなみに日本人の髪の毛の太さは平均0.1mmです。鍼が太いと言って、コンマ何ミリの世界ですから、実物を見ると「思ったより細いですね」と言う方がほとんどです。
鍼はいくつかの疾患は保険が使えるのですが、医師の同意書が必要であり、その手続きがとても面倒であり、また保険点数が短いために治療時間が制限されてしまいます。ですからインナーマッスル鍼法を保険で扱うことはできません。自由診療だからこそできる治療です。
当院の場合は、鍼を抜いた後に活法整体、マッサージなどを加えることもあります。ですから、インナーマッスル鍼法はとても手間ひまのかかる治療方法です。
痛みに関してインナーマッスル鍼法鍼の適応症というのは、基本的に3回の治療で痛みに変化が出て、10回の治療で8割以上の痛みが改善すると予測できる症状です。しかし、生活習慣や年齢、重症度、改善具合の満足度によって治療回数の増減は当然出てきます。鍼で治る痛みは、血液循環障害による痛みで、つまり筋肉の痛みです。筋肉の痛みかどうか知るためには、自覚症状に頼らなければなりません。
①お風呂に入ると、痛みが和らぐ。
温めると、その部分の温度が異常に高くなるので、その熱を逃がすため血管を広げ、血液を介してほかの所へ移動しようとするため、血液循環が良くなります。だから温めて痛みが和らげば、まず血液循環障害なので鍼治療の対象です。症状が強いと、お風呂程度の温めでは筋肉が緩まず、痛みが和らぎません。
②酒を飲んだ翌日に、痛みが悪化する。
酒を飲むと血液循環が良くなると思うかもしれません。確かに酒を飲むと、人間の毛細血管が広がって赤くなり、体温も上がります。しかし、そのあとで寒気を感じます。これはアルコールが発熱し、熱を逃がすために体表の血管が広がって赤くなり、体温が上がりすぎないように一定に保とうとするからです。しかし、脳は酔っぱらっていますので、誤動作を起こして体温を放出しすぎ、予定の体温より下げてしまいます。そうすると、脳としては体温放出を止め、慌てて血管を閉めにかかるのです。そのときに鍼で広げた血管まで閉められてしまうのです。このときに体温が下がりすぎるから、寒気を感じるわけです。
③寝ていると、夜中や明け方に痛みが出る。
寝ていれば、使っているわけでなく、むしろ休めているのに痛みが出ます。日中は活動しますので、心臓は常に動いて、手足に血液を送り込み、十分な酸素を供給しなければなりません。しかし心臓も休息しなければ疲れてしまいます。
そこで手足を動かす必要のない夜間には、心臓の鼓動が穏やかになり、血圧も低くなります。すると過緊張した筋肉は血管が押さえつけられているので十分な血液が供給されず、酸素不足となって筋肉がさらに硬直し、神経を締め付けて痛み始めるのです。
④運動したあとは痛みが悪化する。
これは筋肉が収縮していると、その筋肉内の血管が圧迫されて血流量が少なくなり、その少ない血液から運動に必要な酸素を取り込むので、結果として運動すればするほど血液や酸素不足となり、筋肉収縮が強くなって神経を圧迫するため、痛みが悪化するのです。だから縮んでしまった筋肉は、それに見合う血液量の運動しかできないのです。
⑤台風が近づいた時や低気圧になると痛みが増す。
台風が近づいた時や気圧が低くなると、腰痛や頭痛の起きる人があります。これも血液循環障害です。まず台風が近づいた時や低気圧になると、気圧が下がります。周りの気圧が低くなると、血圧に押されて血管が広がります。血管が広がれば、血が流れやすくなって、血圧は下がります。「血管が広がって、血が流れやすくなるのでいいのではないか」と思うかもしれません。
しかし、太い血管の中を血液は流れますが、中には筋肉で圧迫された血管もあります。ところが血液は、そんな圧迫されて狭くなった血管など通らず、気圧という周囲圧力が減って通りやすくなった血管のほうを流れるわけです。すると今まで、少ないながらもある程度の血液が供給されていた固まった筋肉は、血液が流れないので酸素不足となり、ますます収縮します。すると神経が圧迫されて痛みが悪化するのです。
こうした症状に心当たりがあれば、鍼を硬くなった筋肉へ入れて緩めることにより、圧迫された神経と血管を開放し、治癒できる疾患の可能性があるということです。ぜひ参考にしてください。
一番ひどい痛みを10とすると、0~2まで回復する治療回数の目安です。しかし、生活習慣や年齢、重症度、改善具合の満足度によって治療回数の増減は当然出てきます。
平成30年4月1日付で日本スポーツ協会に変更になりました。表記もJASAからJSPOに変更になっています。
以下の記事は、2016年に投稿いたしました。
この記事の修正はまだ行っていません。
旧:日本体育協会 新:日本スポーツ協会
旧:JASA-AT 新:JSPO-AT
こちらに置き換えてご覧にいただければ思います。
1.スポーツトレーナーになりたい
2.スポーツトレーナーの歴史
3.「スポーツトレーナー」と「アスレティックトレーナー」
4.渡邉航也の場合
5.JASA-ATについて
6.JASA-ATの活動
7.各学校にJASA-ATを
8.最後に
スポーツトレーナーの活躍がマスコミで紹介されることが多くなり、スポーツトレーナーになりたいという人が増えています。私もその一人です。大学卒業後に一般企業に就職をしましたが、スポーツに携わる仕事がしたいと思い、退職をしました。何の仕事をするかと色々と調べてところ、スポーツトレーナーという職業を知りました。
思い起こせば、私は幼稚園の頃からサッカーをしていましたが、良く怪我をして、その度に接骨院の先生にお世話になっていたことを思い出しました。スポーツトレーナーは、何となく自分には向いているのではないかと考えるようになりました。私の場合は、最初から、スポーツトレーナーになりたかったという訳ではなかったのです。
ですから、例えばグランドキーパーのお仕事もとても惹かれましたが、現実的でないと思い選択肢から外しました。
昔は、はりきゅうマッサージ師や柔道整復師がスポーツ選手を治療しながら、リハビリやトレーニングなどをして、スポーツトレーナーと呼ばれるようになりました。しかし、スポーツトレーナーには公的な資格がありませんので、誰でもスポーツトレーナーと名乗ることができました。医療知識・技術がない人たちまでもが自称スポーツトレーナーとして、選手を管理していると言う状況が増えてきました。
一方、アメリカではスポーツトレーナーの公的資格(NATA)があり、この資格を取得する日本人も増えてきました。スポーツトレーナー業界は玉石混交となりました。そこで、一線で活躍しているスポーツトレーナー達がこの状況を危惧し、日本にも有力な資格を作ろうということになり、日本体育協会の認定資格として誕生したのです。
「スポーツトレーナー」というのは、日本では現在のところ、別に資格は要りませんので、スポーツの指導をするならそう名乗ることができます。「アスレティックトレーナー」とは、「スポーツトレーナー」の中の資格のひとつで、日本体育協会の認定の民間資格(JASA-AT)です。
ただし、今後、日本のナショナルチームに帯同する際には「アスレティックトレーナー(JASA-AT)」の資格が必要になると言われていますし、プロ野球球団で活躍するトレーナーも資格取得をすすめられているそうです。サッカーなど日本代表などはすでに必須の資格が医療資格(理学療法士や柔道整復師、鍼灸師など)とJASA-AT資格者となっています。
私は、日本でスポーツトレーナーとして活動するには、鍼灸マッサージ師の資格と(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナーの資格を得るのが一番の近道だと考えました。そこで、鍼灸マッサージ師の免許が取得できて、かつ(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナーの勉強もできる専門学校に入学をしたのです。そして、何とか鍼灸マッサージ師とJASA-ATの資格を得る事ができました。
平成6年からJASA-ATの養成コースがスタートした。20年を過ぎましたが、一般的にはこの資格の存在を知らない人の方が多いのではないでしょうか?JASA-ATの合格率はかなり低く、平成21年の時点では、全国で1500人しか誕生していません。ですから、資格取得者が少ないのが現状です。JASA-ATを難しい試験にしている理由は、スポーツ選手の命に関わる仕事であるため、一定のレベルを確保しなければならないからです。
しかも、誰でも試験が受けられるわけではありません。受験資格を受けるには2つの方法があり、1つは以前からスポーツトレーナーとして活躍しており、それが都道府県の体育協会やスポーツ団体に認められて推薦を受けた人が1年間の講習を受けること。もう1つは、日本体育協会から認定を受けたスポーツ系の大学や専門学校で2年間の講習を受けることです。それでようやっと試験が受けられるのです。
私は後者のパターンで、はりきゅうマッサージ専門学校でJASA-ATの勉強をして、3回目の試験で晴れて合格となりました。
JリーグはJASA-ATの資格を有するスポーツトレーナーを所属されることを義務付けています。オリンピックや国体に派遣するスポーツトレーナーは、JASA-AT保有者を優先的に選んでいるようです。また、トレーニング系の雑誌で有名な「ターザン」を見ると、スポーツトレーナーがよく登場しますが、プロフィールを見ると、日本体育協会アスレティックトレーナ(もしくはJASA―AT)と記載されています。やはり有力な資格であることは間違いありませんね。
しかし、JASA-ATの資格をとったからすぐに仕事ができるというわけではありません。生活できるだけの給料をもらっている人は実はほんの一握りです。スポーツ現場でのニーズは大変高いのですが、予算がでないという状況なため、多くの人が低い賃金やボランティアで働いているというのが現状です。JASA-ATの価値を高めていくには、皆様から対価を払ってでもスポーツトレーナーを雇いたいと思われる存在になる必要があります。また、スポーツトレーナーを存在意義やチームや学校にスポーツトレーナーがいることの効果を検証していく必要があるでしょう。
最近では、運動部活動における安全管理と事故防止の重要性がますます高まっています。JASA-ATの運営委員会が、JASA-AT 有資格者数を当面の目標として平成32 年(2020 年)までに有資格者を3,000 名にし、将来的には各高等学校約5,000 校に1名を配置することを目指しますと表明しました。
私もこの話を聞いた時に、臨床心理士などスクールカウンセラーとして、各学校に配置されるようになったのだから、JASA-ATも将来的には同じようにできるのではないかと思いました。東京オリンピックは、JASA-ATを広めるチャンスなのではないかと思っています。
現在はスポーツ現場での活動はしておりません。治療室内で施術をしながら、スポーツコンディショニングに関するアドバイスをしております。
2003~4年に県立高校のサッカー部でコーチ兼スポーツトレーナーとして活動していました。その頃は学生だったので、まだ鍼灸マッサージやJASA-ATの免許は持っていませんでしたが、自分なりに一生懸命やらせてもらいました。未熟でうまくいかない事も多く、学生たちにとってどこまで役に立てたかは分かりませんが、私としてはとても充実した日々でした。いつか機会があれば、また現場で活動をしたいと思っています。
1.はじめに
2.安産に向けての体作り
3.安産のお灸の効果
4.「安産のお灸」のツボ
5.お灸について
6.安産のお灸をはじめるきっかけ
7.マタニティマッサージ
8.シーベルズ大磯のマタニティマッサージの特徴
9.マタニティ指圧整体 ~マタニティバージョン~
10.マタニティオイルマッサージ
11.施術を受けた方からのご報告
妊娠中のお母さんなら、だれでも「安産」がいいって思いますよね。できるだけ自然なお産がしたい、自分らしいスタイルでお産がしたい・・・とお産に対して様々な望みを持たれる方は、年々増えています。安産のために、何か自分でできることはないかと考えられている方はとても多いと思います。
安産のために行うことと言えば・・・
などがあると思います。
しかし、うまく望みを叶えられず残念な思いをされたお母さんも少なくありません。その理由は様々ですが、あなたにとって出産が素晴らしい経験となるようお手伝いしたいと思っています。
シーベルズ大磯が提案させていただくのは「お灸」と「マッサージ」です。
安産のお灸は、千年以上前から行われてきた日本の伝統医学ですが、意外にも知られていないのが実情です。「お灸でお産を軽くすることができるなんて初めて聞いた」という方がほとんどだと思います。安産のお灸は、お産を楽にし、赤ちゃんが元気に生まれ、よいおっぱいが出て、産後の肥立ちをよくすると言われています。
妊娠中のマッサージの効果についても、誤解をされているように思います。妊娠中にマッサージを受けてはいけないと思っている方がいらっしゃいます。また、妊婦さんのマッサージを御断りしているところも多いので、受けたくても受けられない方がいらっしゃいます。これは、流産のリスクを考えてのことだと思うのですが、例えば、早期に起こった流産の原因で最も多いのが、赤ちゃん自体の染色体等の異常と言われています。
つまり、受精の瞬間に「流産の運命」が決まることがほとんどなのです。お母さんの妊娠初期の仕事や運動などが原因で流産することは、ほとんどないと言って良いでしょう。
ですから、マッサージが直接の原因による流産は、ほとんどないと言ってよいと思います。しかし、誰にマッサージをしてもらうかは、よく検討した方が良いと思います。不適切なマッサージの刺激により、体に良くない影響を及ぼすことは十分に考えられます。これは妊婦さんに限ったことではありませんが。
妊娠中に起こる身体の不調は、腰痛、頭痛、肩こり、むくみなど人それぞれです。しかし、妊娠中はお腹の子どものことを考えると薬も飲めず、我慢しているという経験をされている方が沢山います。初めての妊娠であればなおのこと、精神的にも不安定になりやすく、その不安は胎児にも伝わってしまいます。
ですから、マッサージで心身をリラックスさせることは、とても大切なのです。当院では、マタニティマッサージは、妊婦さん全てにお薦めしたいケアと考えています。
★シーベルズ大磯の安産おすすめプラン★
ご自宅で毎日行う【安産のお灸】 × 出産まで定期的に【マッサージ】による体のケア
お産には「子宮の収縮力」「産道の柔軟性」「赤ちゃんの耐久力」の3大要素が必要とされます。安産のお灸を毎日続けることにより、3大要素の獲得が期待できます。
安産のお灸の効果を具体的に挙げると以下のようなものがあります。
安産のお灸で使用するツボは、『三陰交』です。有名なツボなのでご存じの方も多いかもしれません。 ツボの位置は、内くるぶしの上方その方の手の4本指幅で脛骨(けいこつ)の後ろ際を押すと痛いところです。
ただし、妊婦さんの三陰交はミリ単位で位置・目的・効果とその結果がまったく違います。安易に間違った取穴(ツボとり)をした場合、目的の効果が見込まれません。本などを見て、適当にツボをとって、適当にお灸をしても効果はでません。週数によって、お灸の回数(熱さの刺激)を変えたりしています。
ですから、妊婦さんを専門に治療している鍼灸師にきちんと指導を受けましょう!
最初に鍼灸師取ったツボの位置をマークし、お灸のやり方を指導します。妊婦さんがご自身で、三陰交に毎日お灸をすえることにより、安産のための身体づくりができます。
※妊婦さんの体調と週数によって、ツボの位置が少しずつ変化するので、月1回のツボの見直しが必要です。
安産のお灸は、妊娠5ヶ月(妊娠16週)を過ぎ、胎動を感じたら始めるのがベストです。
もし、ベストの時期を過ぎてしまったとしても、安産のお灸はいつからでも始められます。 例えば、お仕事をされている方が産休をとってから、出産のために何かしたいと思い、色々と調べたら安産のお灸のことを知り始めたというケースや、逆子の治療をきっかけに始めたというケースもございます。
★胎動を感じ始めたら【安産のお灸】!!
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お灸には、「直接灸」と「間接灸」があります。「直接灸」は、鍼灸師が行う治療のお灸です。もぐさを米粒の半分ほどにひねり、ツボに直接熱を伝えます。 安産灸としてさせていただく直接灸は、チッとするくらいでヤケドや痕が残ることは、ほぼありません。
「間接灸」は、患者さんがご自宅でしていただくお灸です。つぼに間接的に熱を伝えるお灸です。 安産灸として行う場合、痕が残ることはありません。 また簡単に行えるので、毎日妊婦さんご自身で行っていただきます。 専用のお灸の販売もしています。
副作用は、鍼灸師の指導通りに行っていただければほとんどありません。 刺激が多ければ効果出やすいのでは?と、お灸の数を多くしたり、熱さを我慢したりする方もいらっしゃいます。 しかし、適切は刺激が大切です。刺激を過度に行うと、水ぶくれ・お灸の瘢が残る、全身倦怠感・疲労感などが出る場合があります。
妊娠期に活躍するお灸には、「逆子のお灸」がございます。 別に記事を書いておりますので、ご覧になってください。また、安産のお灸に興味はあるが、「鍼灸院に行くのに不安がある」「お灸治療に不安がある」と言う方も、「逆子のお灸」の記事を、ぜひご一読いただければと思います。
関連記事:逆子の治療
安産灸をはじめようと思う妊婦さんにはどのような方が多いのでしょう? 今までお会いした妊婦さんには、以下のような安産灸をはじめるきっかけがありました。
もちろん『安産のお灸』はお灸をするだけではありません。東洋医学には必ず「生活養生」(生活上のアドバイス)が含まれます。 症状の解消と共に、不安解消にはトークで私たち産科を専門に勉強し治療経験のある女性鍼灸師のアドバイスも活かしていだければと思います。
マッサージで、筋肉のコリをほぐし、血液循環をよくすることで、腰痛・肩こり・むくみ・便秘・頭痛などの症状が緩和され、 リラックス効果も得られ、心身を安定させることができます。
また、お母さんの血液は胎児にも流れていくため、健康な血液を与えることできますので、胎児もより元気になると思います。
マッサージや整体で定期的に体をケアしておくことで出産も楽になります。そして、産後の肥立ちを良くし、おっぱいが出やすくなるといった効果があります。
「安産のお灸」に「マタニティマッサージ」を併用することで、相乗効果が見込めます。
当院では、「マタニティ指圧整体」と「マタニティオイルマッサージ」があります。 特徴としては以下のものがあります。
マタニティ指圧整体を行う姿勢は、うつ伏せにならず、横向き・仰向け(上向き)の全身ケアです。マタニティオイルマッサージを行う場合、クッションを用いて、うつ伏せになってもお腹に負担がかからないようにします。うつ伏せ・仰向け(上向き)の全身ケアとなります。
骨盤周り、股関節周りの筋肉を、定期的にほぐしておくことで、出産時に赤ちゃんが通りやすいように骨盤が開き、股関節が柔らかくなり、出産が楽になります。また、肩甲骨と骨盤の関係を重要視しておりますので、肩こりをしっかりほぐします。
妊娠初期からマタニティマッサージを定期的に受けておくことで、精神面での疲労の軽減、出産に関わる筋肉のベストな状態、血流、体液、エネルギーの好循環をはかることができ、消耗の少ない出産が可能になります。
出産が楽だと、産後も肥立ちがよいです。また、育児が始まると背中、腕、肩、腰に疲労がたまりやすくなります。ですから、妊娠期からこれらの部位の筋肉をケアしておくことで、負担軽減につながります。妊娠中に肩こりをほぐしていくと、母乳が出やすいと言った効果もあります。
マッサージを行うには、「あん摩マッサージ指圧師の国家資格」が必要です。国家資格を取得するには、3年間専門学校に通い、国家試験に合格しなくてはいけません。近年、国家資格を持たない、いわゆる無免許無資格の施術が問題になっています。厚生労働省も「無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止について」通知しております。
開業している可能性が非常に高いと思われる業種には電話帳などで「各種療法」に分類されているカイロプラクティック、整体、エステティック、クイック、タイ式、リフレクソロジー、気功、アロマテラピーなどがあります。疾病や症状名を表示し暗に治療をほのめかす広告をしたり、「厚生労働省認定」「○○県知事認定」といったあたかも公的な資格であるかのような広告がされている場合は、無資格者である可能性が高いです。業界独自で認定書のようなものを発行しているところもありますが、各団体で統一した規格もなく曖昧です。日本国内においては、国家資格以外の公的資格というものは存在しません。
当院の立場としては、各種療法を否定している訳ではありません。この世には、素晴らしい手技療法やマッサージや柔道整復師の国家資格を持っていなくても優秀な施術家がおります。鍼灸師で各種療法を取り入れて治療されている方もおりますし、当院でも、整体(碓井流活法)やファシャワーク(OPENPATHメソッド)といったマッサージの専門学校では教えていない技術も取り入れております。
ネットで検索すると「マタニティ○○」というコースがたくさんでてきます。読むと、当店オリジナルのコース!と謳っていたり、それなりの効果やクライアントさんの体験談が書いています。そして、お店によっては、なかなか高価な料金が設定されています。このような内容が、きれいなWEBサイトに書かれていたら、一般の方は「受けてみたい」と思ってしまうのではないでしょうか?しかし、私はとても心配です。高い料金を払って、そういった施術を受けても、まだ無害なら良いでしょう。
しかし、悪影響を及ぼすことも実際にあるのです。誰に、どのようなマッサージを受けるのかは、あなたのご自由です。ですが、ご予約をする前に、よく調べてから受けてもらいたいと思います。何があっても自己責任です。
ただ、色々と調べても(調べれば調べるほど)、結局何が良いかが分からない・・・という事になり、結局何もしなかったということになりかねません。マッサージの国家資格を持っているというのは、最低限のレベルを保証するものでしかありませんが、一つの安心材料にはなるのではないでしょうか?
一般的なマッサージは、うつ伏せ(下向き)で行うことが多いのですが、当院では、妊婦さんかどうかに関わらず「横向き」の姿勢でのマッサージを普段から取り入れております。妊婦さんにとって、一番楽でリラックスできる姿勢です。昔ながらの伝統的な指圧マッサージは横向きで行っていましたが、最近ではうつ伏せのマッサージがメインとなっています。
横向きのマッサージは、技術が必要だと思っています。ですから、普段うつ伏せがメインでマッサージを行っている施術者が、妊婦さんを横向きにしてマッサージをしようとしても、うまくできないのではないでしょうか?? 指圧の詳しい内容に関しては、別ページがありますので、そちらをご参照ください。
整体は、活法という古武術整体を取り入れております。活法は、マタニティ用に少しカスタマイズしております。 安産のための体作りという目的とする場合は、全身の指圧マッサージを基本に、所々に活法整体の技を入れています。
活法整体は、「筋肉調整術」とも言えます。筋肉の正常な働きを取り戻し、そのことで関節の正常な働きも取り戻すことができます。単純に筋肉や関節が調整されるだけでなく、全身の動きの連動性まで回復させることができるのが大きな特長です。これは、指圧マッサージだけでは、なかなか難しいことです。
全身の動きの連動性が回復すると、痛みや違和感がなくなるだけでなく、動きやすい身体や軽い身体になります。お母さんが動きやすい身体や軽い身体になるということは、そのまま赤ちゃんにもあてはまるのだと考えています。これが、活法整体による身体の調整です。
活法整体では、妊娠期に起きる様々なマイナートラブルにも個別に対応することできます。症状が目立つ場合は、活法整体で緩和してから、指圧マッサージを行っています。 対応できる症状としては、例えば、つわり、逆子、肩こり、腰痛、尾てい骨痛、こむらがえり、手足のしびれ、手足のむくみ、脚のつけねの痛みなどがあります。
整体というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?マタニティケアを行う上で、重要なのが安全性です。活法整体は、相手に「無理な力を加えない」ことを重要視しております。活法整体の一部は、患者さんに動いてもらう体操のようなものがありますが、妊婦さんの力を使用し、施術者はそれをサポートする程度の力しか加えません。ですから、非常に安全性が高いと言えるでしょう。
お時間は、【45分】が基本コースとなります。
関連記事:指圧のこだわり
関連記事:整体(碓井流活法)について
当院のオイルマッサージは、経絡緒オイルリンパマッサージを妊婦さん用にアレンジしています。 経絡緒オイルリンパマッサージとは、東洋医学の経絡(複数のツボがつながっている身体のライン)という考え方と、西洋医学のオイルマッサージを融合させたマッサージで、「自然治癒力を最大限に引き出し、健康で美しい状態に導いていく」が本来のコンセプトです。
全身のオイルトリートメントとなっており、力強くダイナミックな手技で、真のリラクゼーションに導きます。妊婦さんに行う場合は、適切な刺激量で行っていきます。オイルは、国産のグレープシードを主に使用しております。精油(アロマオイル)は、安全性を考慮して、使用しておりません。
お時間は【70分】が基本コースとなります。
関連記事:経絡オイルリンパマッサージ
1.はじめに
2.逆子の基礎知識
3.逆子になったら・・・
4.逆子の原因
5.逆子治療の実際
6.時間/料金
7.通院について
8.勇気を出して鍼灸院に連絡しよう!!
9.Q&A
10.関連記事
最近、逆子の治療に来られる妊婦さんが激増しました。来院 された妊婦さんに尋ねたところ、近くの産婦人科の先生が、逆子が治らない妊婦さんにお灸を勧めてくださっているのだと分かりました。さらに、口コミやWEBで検索して当院を探していただいた方もいらっしゃいます。しかし、逆子が治りやすい週数を過ぎてし まっている方からのご相談が結構多いのです。
もしかたら、「鍼灸師が行う逆子のお灸」や「鍼灸院に通院す ること」に不安を持っていて、予約をしようかと悩んでいるうちに、赤ちゃんがどんどん大きくなって、手遅れになってしまったという方もいるのではないかと思いました。これは非常に残念なことです。それで、逆子の治療についての詳しい解説ページを作りしました。
逆子になると、まず最初に行うのが逆子体操だと思います。産院で方法を教えてもらう妊婦さんも多いと思います。それで治ってしまうのが一番ですが、残念なが逆子体操だけでは治らない場合があります。現在のお産の現場では、逆子の場合は帝王切開になります。「できるなら帝王切開はしたくない」と思う方も多いと思います。
そこで、逆子を治す方法は何かないかと思い、ネットで情報を探される方が増えたように思います。 「逆子」で検索するとお灸の効果を紹介しているサイトがたくさんあります。 しかし、「治るかもしれないけど、鍼灸院には行くのは気が引ける・・・」 と、思う方もいるかと思います。
お灸を買ってきて自宅で試そうと 考えている妊婦さんもいるかもしれません。しかし、鍼灸師が行うお灸治療と素人が行うのとでは当然、効果が違います。むしろ、自分でお灸をするのはやめた方がよいと思います。鍼灸師はツボの選び方を熟知していますし、安全にお灸をしてくれます。
しかし、灸といえば「おしおき」。ですから、お灸治療は「熱さに耐える」とイメージを抱いているかもしれません。実際は、熱さを我慢する必要はなりません。温かくて気持ちよい感じです。 一度受けてしまえば、「もっと、早く受ければよかった」と、思うでしょう。
私たちの本音を言えば、胎動を感じ始めたら、「安産のお灸」 をして欲しいのです。そうすれば、逆子になりくいと思いますし、逆子になっても、お母さんの体を定期的に診させていただいているので、その方にあった治療や、より具体的なアドバイスができます。 しかし、世間一般的にはそんな治療があることは知られていません。「安産のお灸」を広めることが、シーベルズ大磯の使命だと考えています。
「安産のお灸」については、こちらの記事をごらんください。
正常な赤ちゃんの向きは頭が下、足が上です。なぜなら、赤ちゃんは頭から先に出たいからです。逆子(医学的には「骨盤位」といいます)は、子宮の中で赤ちゃんの頭が上を向いて、お尻や足が下になっている状態のことをいいます。妊娠28週までは、赤ちゃんは羊水の中で活発に動いていますので、たとえ逆子になったとしても、自然と正常な位置(医学的には「頭位」といいます)に戻ることがほんどです。
「逆子」が問題となってくるのは、妊娠8ヶ月(妊娠28週以降)からです。この時期から赤ちゃんは急速に大きくなってきます。赤ちゃんは大きくなった頭を産道に向けるように動き、そして安全な骨盤内に頭を入れて、その姿勢を安定させます。
しかし、何らかの原因で頭を下に向けない状態が続くと、その間に赤ちゃんは大きくなり、ますます動きづらくなり、逆子が治りにくくなってしまうのです。
データとしては、妊娠30週で逆子の赤ちゃんは15%くらいといわれ、逆子のままお産になるのは、全体の5%ほどと言われていま す。しかし、最近は逆子の方はもっと増えているのではないかと言うのが、私の実感です。
産婦人科の先生も、逆子に対するアプローチは様々なようです。
が一般的です。 そして、臨月(妊娠36週)でも治らなければ帝王切開をしましょう、という流れが多いようです。
予約が入った際に、「逆子が分かったのはいつですか?」と質問すると「1ヶ月くらい前からです」と答える妊婦さんが少なく なくありません。「この間はどうしていたのですか?」と尋ねると、「逆子体操を試していました」「自然に治るのを待っていました」という回答がほとんどです。
病院の指示に従っていたけれども、結局、逆子が治らず、このままでは帝王切開になってしまうと思い、周囲の人に聞いたり、インターネットで調べたりして、逆子のお灸の存在を知るのです。
「もっと早く治療院に来てほしかった」と言うのが本音です。
なぜなら、治療の開始が遅れれば遅れるほど治る確率が低くなってしまうのです。
1週間の違いが結果を左右します。ですから、「次の検診で確認してから」なんて思わないでください。
子宮筋腫・双角子宮・前置胎盤・強度の臍帯巻絡・臍帯が極 端に短い・羊水過少などの物理的要因により、赤ちゃんが動けなくなってしまうこともあります。
しかし、物理的要因がない場合は 、逆子の原因は不明と言われています。たまたま逆子になってしまったと考えることもできますが、ここは赤ちゃんの気持ちになって、なぜ頭を上にしてしまうのか考えてみましょう。
昔から、東洋医学では「頭寒足熱」と言いますが、頭は冷めて足が温かいのが健康的であるという考えがあります。頭は位置的に高いところにあるので、自然と熱くなりやすい。だから、頭(上半身)は、冷えることでバランスを保ちます。逆に、足は低い部位ですから、冷えやすい。ですから、足(下半身)が温かくすることでバランスを保ちます。東洋医学は、このバランスが大切なのです。
しかし、「冷え」を伴う人は、このバランスを崩してしまい、足(下半身)が冷えている方が多いのです。 赤ちゃんが無事に育 っていれば、「超健康体」と考えます。ですから、赤ちゃんの体は「頭寒足熱」です。ですから、赤ちゃんは温かい環境を好み、頭を下に向けようとします。しかし、お母さんの下半身が冷えていたら・・・。
そう、赤ちゃんは、下に向かなくなるのではないか、と考えるのです。この考えは、東洋医学的思想に基づくものであり、科学的根拠は全くありません。ですが、この考えに従って、下半身を温めるような治療をすると、不思議と逆子が治ることが多いのです。
現代では、大昔と比べて簡単に冷たいものを口にすることができます。また、冷暖房の設備が整い、自分で体温をコントロール する力を失っています。そして、運動量も大昔に比べるとかなり減っていますので、現代人は筋肉が少なくなっています。そうなると、体温が作られにくくなります(体の熱の大部分は筋肉が産生します)。ですから、冷え症の女性が多く、逆子が増えている原因だと考えています。
理想の妊婦さんのお腹の形は、「きれいな球形」です。しかし、逆子の方のお腹を見させていただくと、いびつな形をしている方 が多いのです。お腹を触らせていただくと、部分的に緊張しているところがあり、これがいびつな形を作ると考えています。縦長に伸びているお腹が多いようです。
お腹の緊張は、何が原因なのでしょうか?これも、正確な原因はわかりませんが、妊娠前から肩こりや腰痛をもっていたり、また不良姿勢による骨盤のゆがみなどが影響していると考えています。
赤ちゃんは頭から生まれるので、自然と頭を骨盤(下向きに)にもっていくのでしょう。骨盤は骨でできているので、一番大事である頭を守ってくれる安全な場所でもありますので、そこに居たいと思うでしょう。
しかし、赤ちゃんはそこが骨盤だとどうしてわかるのでしょうか?
もしかしたら、赤ちゃんは頭の周囲に固さを感じているのではないでしょうか?逆子の方は、肋骨付近のお腹が固くなっている人がとても多いです。そうなると、赤ちゃんの頭がたまたま上の方にあった時に、お腹の緊張が赤ちゃんにも伝わり、「この場所は 安全かも・・・」と勘違いをしてしまうかもしれません。
また、お腹が丸くないので、中で回転しづらくで、赤ちゃんが動こうと思っても、動けないということもあるかと思います。
東洋医学的な話をすると長くなるので、説明は割愛しますが、「ストレス」や「過労」をため込むと、全身のバランスを崩し、胃腸(お腹)の調子を悪くしたり、のぼせを誘発したりするので、逆子になりすい体内環境ができやすくなると考えています。
28週を過ぎてから行います。早ければ早いほど良いです。
ただし、36週+6日を過ぎた場合は、治療をお断りさせたいただきます。
治療は「足湯→お灸治療→生活指導」を基本とし、ご要望や当院の判断で、「逆子整体」を行います。
当院では、お灸をする前に足浴をして温めます。心臓から出た血液は足に行き、それからふくらはぎの筋肉や呼吸などを利用して 、心臓に帰ってきます。足は顔に比べると9℃ほど温度が低い冷たい場所です。そこを通ってきた血液も当然冷たくなって、お腹を通ります。ですから、足を温めることによって温かい血液をお腹に返そうという考えです。
当然、「頭寒足熱」の状態にすることで 、逆子の治る環境を整えています。足浴をやっている最中に赤ちゃんが動くことも多いので、もしかしたら赤ちゃんも温かくて喜んでいるのかもしれません。
逆子を治すベーシックなツボに至陰(しいん)と三陰交(さんいんこう)があります。鍼灸師であれば、誰でも知っているツボですが、ツボの効果を最大限に出すためには、ツボの位置の正確さとお灸の刺激量が大切になってきて、これが鍼灸院によって逆子治療の成績が異なる要因だと思います。
当院で使うお灸は、米粒の半分以下の大きさですので、熱さを我慢する必要もなく、火傷になることもありません。お灸の小ささに皆さん驚きます。また、ご自宅でも毎日お灸をしていただくのですが(これが大事)、誰でも簡単にできるお灸をご用意しております。お灸のやり方は丁寧に指導をしておりますので、ご安心してください。
逆子のツボにお灸をするだけでも、効果があるのですが、鍼灸師が生活指導を行い、それをお母さんがしっかりと守ることで、逆子の改善率が高くなります。この生活指導をきちんとできるかどうかが、やはり鍼灸院によって逆子治療の成績が異なる要因だと思います。 赤ちゃんが自然に回転しやすいよう生活と養生を指導するのですが、
ポイントは、ストスレと疲労をためないこと。そして、冷やさないことが大切です。
例えば、
などです。他にもまだまだあります。
<回転しやすい姿勢を指導します>
基本的なことなのですが、出きていない方が多いです。また、自分では大丈夫と思っていても、生活スタイルを伺うと、私の立場からすると、改善してもらいたい点があることが多いです。
そして、意外とご存じないのが、逆子は「破水しやすい」ということです。子宮口が開かないうちに、赤ちゃんが足などで子宮 を圧迫して、破水してしまうのです。その可能性があることを常に念頭に置いて、もし破水をしてしまっても、あわてず、かかりつけの産院にすぐに連絡をしてくだされば大丈夫です。
逆子整体で何ができるかというと、「お腹をきれいな球体」にすることです。それにより、赤ちゃんが動きやすい環境を整えます 。
シーベルズ大磯が行っている整体は、活法と言う古武術整体です。もともとは、筋肉を調整して、痛みを解消したり、動きを改 善することが得意な治療法です。これを、逆子治療に応用しています。シーベルズ大磯の逆子整体は、お腹には一切触れないで、お腹の筋肉を緩めます。
また、肩こりもお腹が固くなる原因の一つと書きましたが、この場合は特に肩甲骨が大切と考えますので、肩甲骨の動きがよく なるような技を使ったりします。整体の刺激は、非常に繊細なものですので、妊婦さんにとっても、赤ちゃんにとっても安全です。 お腹を球形にすることは、安産にもつながると思っています。
施術料金5500円 +自宅用のお灸代1000円
治療時間は、お灸治療だけでなく、足湯や生活指導も行いますので、60分程度必要です。
お灸治療は最大3回までとさせていただきます。 来院された時の週数により、治療計画をたてます。
2回目と3回目の施術代は、1000円です。
自宅用のお灸がなくなった場合は、購入していただきます。
逆子のお灸は、美波院長が行います。
施術料金5500円(逆子のお灸とは、別料金になります。)
逆子のお灸と同様、3回まで施術いたします。
2回目と3回目の施術代は、1000円です。
施術時間は、20分程度です。 逆子整体は、男性スタッフが行います。
お灸治療と逆子整体は、同時に行うこともできます。
<初回>
逆子の治療をした後に、自宅でのお灸のやり方と生活指導をいたします。ご自宅では、逆子が治りやすい身体づくりを実践してい ただきながら、毎日ご自身でお灸をしてもらいます。これがとても大切です。次回の産院での健診までお灸を行っていただきます。
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産院でのエコー検診
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もし、逆子が治っていなかった場合は、2回目の来院をしていただきます。
<2回目>
赤ちゃんにとって逆子が治る条件に何が足りないのかを再度チェックし、その都度お灸に使うツボを変えたり、生活養生を変更します。施術料金は1000円です。
逆子整体を併用した方が良いと判断した場合は、ご提案させていただきます。 また、逆子整体をご希望される場合は、ご相談ください。(逆子整体は、別途5500円が必要となります。)
もし、治った場合は、安産のためのお灸を指導させていただきます。 出産まで、油断せず、ご指導した生活を続けてください。
あなたは「鍼灸院」に対してどんなイメージをお持ちですか?
残念ながら、多くの人が鍼灸院に対して、「暗い」「汚い」「怖い」というイメージをもっています。いわゆる3Kです。確かに一 昔前はそうだったかもしれません。
また、「鍼灸師」に対するイメージはどうでしょうか?
「和服を着たベテラン先生がぶっきらぼうに、そして高圧的な態度で・・・」
最近は、女性鍼灸師が増えてきて、また鍼灸業をサービス業として捉えている先生も多いので、皆さんが抱いているイメージと はだいぶ違うのではないかと思います。
インターネットの普及により、鍼灸院のWEBサイトも充実してきました。専門業者が作って いる見栄えの良いWEBサイトが増えていますが、シーベルズ大磯のWEBサイトは、代表が四苦八苦しながら自前で作っています。
しかし、WEBサイトを見て一昔前のイメージが払拭でき、治療内容について納得したとしても、それでもなかなか予約を入れにく いものです。たとえば、自宅やマンションの一室で、男性の先生が一人で治療されていると、女性一人で行くのは勇気がいるものです。私も鍼灸院に気軽にお越しくださいとは、なかなか言えません。
しかし、少しでも安心していただけるように、当院では色々と工夫を重ねています。きれいで清潔で、ちょっとおしゃれで、利用しやすい施設になるよう心がけています。
写真を見ていただくと分かると思うのですが、当院では、プライバシーに配慮し、問診から個室で行っていますので、他の患者さんの耳を気にすることなく、不安や疑問についてお話しいただけます。
お体の悩みはプライベートなことですから、個室(カーテ ンの仕切りではありません)は、必要な設備だと考えています。「鍼灸院や鍼灸師に抵抗があって、逆子を治すチャンスを失った。」そんなことがないようにしたいと思っているのです。
あとは 、あなたが勇気をだして、鍼灸院に連絡してください。
Q.お腹にお灸をするのですか?
A.お灸をするのは、足のツボのみです。足のツボを使って、お母さんの体を整え、臍帯血流をあげることで、赤ちゃんは体動が増 え、自然に頭を下にしてくれます。 お腹にはお灸をしませんので、ご安心ください。
Q.治る確率はどれくらいですか?
A.週数によって変わります。週数が早い方が治る確率が高いです。週数が遅くても、逆子になったばかりでしたら、元に戻る可能性 も高いです。物理的要因がなければ(羊水過少、胎児の位置異常、へその緒が胎児の一部に巻きつくなど)、平均で70%超の確率で 改善しています。
Q.治ったあと、もう一度逆子になることはありますか?
A.あります。特に早い時期に直った場合は、赤ちゃんもまだ小さく、子宮のゆとりがあるために、再び逆子になることがあります。 33週以降に直った場合は元に戻ることが少ないですが、再び逆子になってしまうこともあります。
一つ例を挙げます。逆子が治った後に、「子どもが出来たらしばらく遊びに行けなくなる」といって、東京ディズニーランドに 行った方がいました。季節は冬でした。冷えに注意したのですが、思った以上に寒く、体が冷えてしまったそうです。案の定、逆子に戻ってしまったということがありました・・・
逆子が直っても油断することなく、疲労、冷え、ストレスを避けるように過ごすことが大切です。治った後も、安産のお灸を続けていただきます。
Q.お灸や整体は、赤ちゃんに害がないですか?
A. お灸に関しては、適切なツボ選び、適切な刺激を守る限り、赤ちゃんに害を及ぼすことはありません。むしろ、母体(母胎)を 整え赤ちゃんが快適な状態にすることが逆子治療の本質です。治療によって体調の改善が期待できます。
整体は、まずお腹に触れることはありません。また、非常に繊細な刺激ですので、赤ちゃんに害を及ぼすことはありません。整体で、お腹や骨盤を整えることは、安産につながると考えています。
それでも心配な方は、お灸や整体治療は受けない方がよいと思います。
Q.お灸は熱くないのですか?
A.想像しているよりも熱くないと思います。逆子を治すためには、心身がリラックスしていることが大切です。もし、熱い施術をし てしまったら、妊婦さんが緊張してしまいます。逆子治療では安心して施術を受けていただけるように特に細心の注意を払っています。
Q.逆子体操はしていいのですか?
A.産院で指導された逆子体操と逆子のお灸は併用できます。
Q. 何週目に行けばいいの?
A.逆子の治療は28週からできます。早ければ早いほど治る確率がとても高いです。お母さんと赤ちゃんの状況にもよりますが、34週を超えると、効果の見込みもだんだんと厳しくなってきます。しかし、35週で治療を開始して、37週で治った方もおります。36週と6日までは治療をいたしますので、あきらめずご連絡ください。
Q. こどもを連れて行っても大丈夫ですか?
A.ご相談下さい。できるだけ対応させていただきます。
逆子と分かったら、1日でも早くお灸治療を開始することをおすすめします。
1.はじめに
2.指圧での施術
3.一人目の出産
4.二人目不妊と出産
5.整体(活法)での施術
6.インディバで妊娠!?(不妊治療)
近頃、産前産後・妊娠中のトラブル解消や不妊治療として、鍼灸・マッサージ・整体が選ばれるようになってきたと思います。その反面、妊娠中はマッサージなどをしてはいけないと思った、という声も聞きます。シーベルズ大磯では、不妊治療から妊娠中のマイナートルブル(安産のための身体づくり、逆子、つわり、腰痛、むくみ、陣痛寄せ)、産後の体のケア(骨盤調整、乳汁分泌不全、産後うつなど)を行っております。
ここでは、シーベルズ大磯がマタニティセラピーに携わってきた経緯についてをお話したいと思います。
私は以前、女性専用の治療院に籍をおいておりましたが、そちらでは、妊婦さんの全身マッサージを行っていました。トラブルに対応するというよりも、全身のコリをほぐすことで、母体の調子を整えつつ、赤ちゃんが元気に産まれてくるようにサポートするという目的でした。妊婦さんのマッサージをしてくれる治療院は少ないようで、みなさんマッサージを受けた後は、「体が楽になった!」と喜んでくれて、そして、無事赤ちゃんが産まれたという報告を、私もととても嬉しかった記憶があります。当時は、まだ子どもがいなかったのですが、妻が妊娠したら、ぜひマッサージをしてあげようと思っていました。
出産前にお母さんの体の状態をよくしていくと、産後の肥立ちも良く、母乳の出も良くなるものです。また、胎児の発育にも良いと思っています。何よりマッサージは、気持ち意良いもの。母の喜びは、お腹の赤ちゃんにも伝わるのではないでしょうか。
私の指圧整体マッサージは、横向きを重要視するので、妊婦さんにも安心して受けられます。予定日ギリギリになってもマッサージはできます。しかし、その場合はいつ陣痛が起こるかわからないので、産院に行ける準備をして、来院いただきます。
妻が妊娠して、どこでお産をするのか、夫婦で話し合いました。当時、妻(シーベルズ院長)は35歳でいわゆる高齢出産です。しかも初めての出産であるため、リスクを考えれば病院で出産するのが賢明な選択です。しかし、妻の友人で自宅出産をした方がいて、経験談を聞いていましたし、その友人のお産を担当した助産師さんが、たまたま近くに住んでいたので、すぐに連絡してお話をすることができました。そして、自宅出産を決めました。
自宅出産のトラブルは、インターネットで調べるとたくさんヒットします。検診を受けた産婦人科の先生も、いい顔はしません。「妊娠は病気ではない。だから、自然に産まれるはずだ」と、安易に考えている訳でもありません。古くからお産は、死と隣り合わせだったということも重々承知しております。それでも、現代医療の検査技術を駆使し、そして母体の状態が良ければ、そういったリスクはかなり減らせるだろうと思いました。例えば、江戸時代に、前置胎盤だったら、どんなにお母さんの状態が良く見えても、高い確率で母子とも最悪な結果になってしまうでしょう。
現在、自宅出産は、私たちが望んでも、逆子や妊娠高血圧症などのトラブルがあれば、病院での出産になるのです。それに、病院での出産トラブルも、実は調べてみるとたくさんあるのです。(母子の死亡率は、現代医療のおかげで低いのですが、それ以外のトラブルがあるのです)。そこで、安産のために自分たちができることを色々と調べて、取り組み始めました。
妊娠中は、鍼灸マッサージだけでなく、運動や食事にも気を配りしました。8ヶ月までは仕事をしていましたが、できる範囲でケアを行いました。しかし、妻には悪いですが、逆子にならないかなと、少し思った事もありました。逆子のお灸は昔からある治療術で、鍼灸専門学校の教科書にもツボが紹介されています。私は今までに治療経験がなかったので、妻で試してみたかったのです。結局、逆子にならなかったですが、今思うと、それでよかったです。その後、マタニティ鍼灸の勉強を本格的に始めて分かったことは、単純に逆子のツボにお灸をするだけでは、治る確率は思うほど高くないということです。日常生活のアドバイスやその他のケアをしているから、逆子の改善率が高いのです。 改善率の高い鍼灸師は、そういうことをしているのです。
つわりは、結構ひどかったのですが、残念ながら、思ったほど改善はしませんでした。良い意味で捉えれば、入院するほどひどくならなかったので良かったかな、という程度です。その後、臨床経験が豊富な先生に聞いたのですが、つわりは自然なことだし、完全にとめるのは難しい。半分でも楽になれば大成功ということでした。現在、シーベルズ大磯での、つわりの治療は、そのようなスタンスで取り組んでいます。
出産は、いたって順調でした。産後のトラブルもほとんどありませんでした。強いていえば、下腹部にお肉がたっぷりついたことでしょうか(笑)。安産という結果は、十分にケアをした結果だと思っております。
出産後、妻も自身の経験から妊婦ケアの必要性を感じ、マタニティ専門で女性鍼灸師で構成している団体(安産灸ネットワーク)で研修を受けることになりました。その後、担当していただいた助産師さんが、助産院を開業したので、妻はそちらで仕事をする事になりました。私も妻から勉強させてもらい、妊婦さんに対して鍼灸でサポートできることがたくさんあることや、その反面、妊婦さんを扱うリスクを知りました。
自宅出産をしたと知り、シーベルズ大磯の先生達は、「ちょっと変わり者なのではないか?」と思わないでください(笑)。私たちは、自分が納得できる出産をしたく、その方法がたまたま自宅出産だっただけです。私たちは、自宅出産や助産院での分娩を、勧めている訳ではありません。現代は、様々な出産方法があり、各人それぞれの事情があります。ですから、出産方法をそれぞれのニーズに合わせて選択できるのは、とてもよい世の中だと思っています。自然分娩、フリースタイル分娩、計画分娩、帝王切開、無痛分娩、和痛分娩、水中出産などなど、どの方法で分娩を決めたとしても、妊娠中の生活習慣や健康状態がとても大切だと思っています。なぜなら、、出産がゴールではなく、母子ともに健康でいられることが一番大切だからです。医者や助産師に信頼を寄せることはとても大切なことですが、すべてをおまかせにしないことです。マタニティセラピーをしている鍼灸マッサージ師にできること(にしかできなこと)も、たくさんあるのです。
子どもが2歳になった頃から、二人目が欲しいなと思いましたが、1年以上経っても子どもが授かりませんでした。いわゆる二人目不妊です。そこで今度は、不妊の治療に興味を抱くわけです。
鍼灸院で不妊を専門にしているところも結構多いですし、ハリウッド女優が鍼灸で妊娠したという報道もありました。妻には検査は受けてもらいました(卵管が狭いなどの器質的な問題がある場合は、それを治療しなければなりません)。結局、異常はなかったので、鍼灸治療をすることにしました。今では不妊の原因の半分は男にあるという報告も多く出ているので、本来は私も検査に行くべきだったのですが、その時はまだ認識が甘かったです。今なら行くでしょう。今後は男性に対する治療も盛んになってくると思われます。
東洋医学の観点では、不妊の大敵は冷えですが、妻には冷えがありませんでした。そのときに思い出したのが、以前はり治療の研修を受けていた先生の言葉でした。「腰痛を治療していると、時々、不妊で悩んでいたという人から妊娠の報告を受けた」というものでした。現在の私の腰痛のはり治療は、この先生から教わったものを採用しておりますが、腰の一番深い筋肉に長くて太い鍼を入れるという方法です。これがある種の腰痛には非常に効果があるのですが、この治療だと下半身の冷えや便秘が治ったりもするのです。
解剖学的にも、腰の奥の筋肉の近くには、骨盤の神経や下半身への動脈が走っておりますので、骨盤内に何かしらのよい効果があるのではないかと思っております。妻は軽い腰痛もありましたから、早速治療しました。ズシンと良い鍼の響きがありました。結果、翌々月には、妊娠が判明したのです。これは偶然なのか、治療効果なのかは分かりませんが、妊娠しなかった1年を考えると・・・。
二人目の妊娠中のケアに関しては、多忙もあり、また妻も自分でケアする術を知っておりますから、私はほとんど関与しませんでした。出産は、妻が勤務している助産院で行い、二人目もおかげさまで安産でした。とっていも、へその緒が短くて苦労しました。一人目も同じだったので、どうやら体質なのかもしれません。
2回目の出産では、妻のお灸の師匠が駆けつけてくださり、陣痛を促す施術や(促進剤を使わないでお灸で陣痛を強めることができる!)、出産後の伸びた子宮を元に戻す治療などをしてもらいました。助産師さんも、少ない出血量にびっくりしておりました。噂に聞いていた一流のベテランの治療を近くで見て、すごいなと感心しておりました。
シーベルズ大磯では、上記のような出産中および出産直後の治療はしておりません。しかし、出産翌日以降から、お母さんの疲れをとることを目的とした経絡オイルマッサージを行っております。出産中は、ホルモンの仕業もあり、限界を超えたパワーを出しています。出産後は、どっと疲れがでるので、それを少しでも楽にすることで、産後の状態をよくすることができます。退院後からすぐにマッサージができますので、ご相談ください。
その後、私が所属している整体の団体である活法研究会で「マタニティ」を専門にしたセミナーが開催されました(現在、マタニティ専門セミナーは諸事情により廃止しております)。活法研究会の講師で、マタニティトラブルを多く扱っている鍼灸師の先生が、活法(整体)を用いることで幅が広がり、逆子の改善率が上がったことを報告されていました。また、新潟の助産師さんが病院の出産現場でマタニティ活法を行い、大変素晴らしい効果をあげているという話を聞きました。驚くような話ばかりで、これはぜひマスターしたいと思いました。活法(整体)の技は、私が既にしっている技術がが多かったので(マタニティ用に少しアレンジされている)、すぐにマスターできるようになりました。
対応可能な症状をあげると、つわり、逆子、肩こり、腰痛、こむらがえり、お腹の張り、手足のむくみ、手足のしびれ、脚のつけねの痛み、胃もたれ、胸やけ、おっぱいの出が悪い、産後の骨盤回復、産後の尿もれなどがあります。以前は、全身マッサージをすることで、全体的な調子を整えるという施術のみでしたが、今では症状にあった整体も加えて、治療もすることができるようになりました。
たとえば、逆子の治療では、美波院長のお灸がメインとなりますが、逆子のお灸でなかなか改善しない場合は、私が
整体をおこないます。お腹の形がいびつな場合や、お腹の一部に張りが強い場合に、整体をすることで、お腹の状態よくすることができます(直接、お腹は触れません。整体の刺激も、やさしいものなので安全です)。
逆子のお灸の改善率が高いので、私の出る番はあまりないのですが・・・
当院で使っている「インディバ」という高周波の温熱医療機があります。主に、美容やダイエット、筋肉や関節の痛みの治療として使っているのですが、実は以前から、インディバで施術をすると妊娠する、という話をよく聞きました。実際に、私も不妊治療という大げさなものではなくて、身体を温めることで体調をよくすることを主な目的として、ついでに妊娠できたら嬉しいな~という感じで、患者さんにも了承を得て、施術を続けたら、実際に3か月で妊娠することができて、私もビックリしたという経験がありました。
インディバで妊娠するという理屈はまだまだ分かりませんが、インディバは、高周波のエネルギーで体の深部まで温めることができる医療機器です。こういった、医療機器はあまりありません。体の深部(子宮など)まで温めると、よい結果がでているのは、妊娠するのに都合がよい環境になっているのだと思います。インディバ本社でも、全国のサロンからそういう報告を受けているのか、妊娠に関する情報を集めているようですので、今後何か発表があるかもしれません。シーベルズ大磯でも、インディバを積極的に使って、妊娠しやすい身体づくりのサポートしていきたいと思ってます。
はり治療やインディバによる妊娠報告を受けて、こういった経験をいろんな人に話すと、不妊治療を裏メニューにするのではなく、正規のメニューとして出した方が良いと思うし、不妊で悩んている人がたくさんいるから喜ぶ人が多いと思うよ、というご意見をたくさんいただきました。よって、シーベルズ大磯では、不妊治療(本当は【不妊】という言葉があまり好きでないのですが、分かりやすので使用しています。)を、行っていきます。
妊娠のための身体作りに関しては、別途、記事を書きたいと思っておりますが、インディバ+はり+整体で、
骨盤内の血流及び骨盤の動き・機能を高めることで、人間が本来持っている妊娠力を高め、妊娠の確率を高めることができると考えています。不妊鍼灸をしている治療院は、刺激のないはり治療を行い、お灸や温熱器であたためるといった「やさしい治療」が多いかもしれませんが、シーベルズ大磯の不妊治療は、非常にパワフルです。体にガツンと刺激を与えて、体を変えていきます。体の奥底で眠っている魂を呼び起こす!?と言っていいかもしれません。
また、本格的に不妊治療(妊娠のための身体づくり)を始めるにあたって、最新の不妊治療の情報や知識を身に付けたいと思い、「日本不妊カウンセリング学会」に加盟しました。2014/11現在で、不妊カウンセラー養成講座を2回受講しております。3回受講しますと、不妊カウンセラー認定試験の受験資格を得ることができます。順調にいけば、2016年の春には、不妊カウンセラーとして認定されるかと思います。病院で、一般不妊治療(タイミング法、人工授精、薬物療法)や高度生殖医療(ART)【体外受精(IVFーET)、顕微受精(ICSI)】を受けられている方や男性不妊の方も、安心して当院の治療と併用できることをお伝えできればと思っております。
1.定期的な身体のケアが必要な人は?
2.疲労を放っておくと
3.運動での疲労回復の盲点
4.定期的なケアの利点
5.面倒くさがり屋の人におすすめ
6.シーベルズ大磯では回数券を用意しております
スポーツ選手や芸能人が定期的に鍼灸・マッサージ・整体などで身体のケアをしているのはご存知の方も多いと思いますが、身体のケアが必要としている人は、一般の方でもたくさんおられるのではないかと思います。
「自分が倒れてしまったらやばい」という思いが強い個人事業主、会社役員、重要なポストについておられる方で健康意識が高い人は、メンテナンス治療を受けられる方が多いように思います。健康に投資をするだけの金銭的余裕があることも事実ですが、忙しい時間の中、やりくりしてメンテナンスの時間を確保しているのも事実です。自分でメンテナンスをする時間がないので、プロを頼っているのです。疲れが残っていては良い仕事はできないし、リラックスすると良いアイディアが浮かぶとおっしゃった方もおります。定期的なメンテナンスは欠かせないようです。
だからと言って、シーベルズ大磯では皆様にメンテナンス治療をお勧めしているわけでありません。普段から身体のことを気遣い、少し体調が悪くなっても、自分で回復できればそれが一番いいのです。実際に、回復できるような状態にもっていくように治療を心がけています。症状の改善が見られたら、一旦治療は終了します。定期的なメンテナンスをするかどうかは、皆様の判断にお任せしています。
しかし、数か月後にまたひどい状態で来院されることも、残念ながらしばしばあります。「治療が下手なんじゃないの?」と言われればそれまでなのですが、やっぱり忙しくて無理をして、メンテナンスをする余裕がなく、不調が現れても、ギリギリまで我慢して、そしてひどい症状として現れるのです。
不調のある人の多くは、前日の疲れを引きずったまま通勤し、疲労が蓄積して、それが当たり前の状態になっているように思います。疲労が残るから、運動することに消極的になり、自分の身体に対して、鈍感になってしまう。そして、ある日突然、身体の異変として現れるのです。しかし、病院で検査しても病気の原因は良く分からず、自律神経がバランスを崩しているとかストレスということで一件落着?となります。現代病といっていいかもしれませんね。
私はスポーツクラブに併設されている治療院に勤務していましたので(今でも勤務しています)、会員様は、体調管理のために、エクササイズをしている人たちも多いと思います。身体を動かして汗をかくと、心身ともにスッキリしますし、肩こりや腰痛が良くなることもあります。
しかし、運動することで逆に体調が悪くなる人も意外と多いのです。運動は適度というのが実は一番難しくて、やりすぎてしまったり、また運動のやり方(姿勢、強度、頻度など)が悪くて、痛みが出たりするのです。運動=健康とは単純にいかないのです。
定期的なケアをすると何が良いか?
まず、疲労が蓄積しにくくなります。また、他人から触れられることで自分では気付かなかった悪いところを実感することができます。筋肉のコリは分かりやすい指標です。数値だけで良し悪しを判断する健康診断との違いです。悪いところを実感すると、日常生活でも何かと気をつけるものです。
非常につらい状態だと治療院来られますが、少しつらい・疲れがたまった程度だと、忙しいとか面倒くさくさなり、ほったらかしにします。それが人間の心情というものです。
そういう方には回数券をお勧めします。それは、治療費が安くなることもありますが、治療院に通う理由を作ってくれるからです。回数券は有効期限があるので、使わないともったいないと思うから通うのです。当然、単発の治療よりも、定期的に施術を受けた方が効果がでます。
例えば、10回の回数券を購入すれば、月に1~2回の全身マッサージを半年ほど受けることができます。投資額は、ちょっとした旅行に行く程度です。日常生活に何かしらの良い変化がでると思います。身体のケアへの投資もぜひ検討下さい。
シーベルズ大磯では、11回券(有効期限1年)を購入して頂くと、通常価格より10%割引させていただきます。
例えば、70分の指圧整体マッサージの11回券を購入していただくと、
通常7,500円×11×0.9 = 74,250円(1回治療費6,750円)になります。
かなりお得になっております。クレジットカードを利用することもできます。